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16エアノス C3000 カスタマイズ(その3)ローラークラッチとベアリングの分解洗浄とオイルチューンで巻きは改善するか?

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16エアノスカスタムの最終章です。

ベアリングの追加だけだとリーリングの良化に限界を感じました。

そこで、回転のキモであるローラークラッチを分解洗浄してみることと、ベアリング類をオイルチューンにすることで、どこまで感度が向上するか、レビューいたします。

事前準備(必要な工具等)

以下の工具やパーツクリーナー等を準備しました。

パーツクリーナー・・・金属個所の洗浄。
クレ556・・・ベールパーツ等の金属ではない樹脂部の洗浄
グリス・・・各種ギアのグリスアップ。
リールオイル・・・ベアリングのオイルチューン。
2020/2/21追記
現在はKURE 5-56は使用せず、パーツクリーナーで樹脂部を洗浄しています。

今回は洗浄の為に、ビンとピンセットを購入しました。

100均(ダイソー)で買ったビンです。家に空きビンが無かったので買いました。

ピンセットです。同じく100均(ダイソー)で買いました。先が細いタイプですね。これは先にギザギザのすべり止めはありません。

準備は以上です。後はメガネレンチ(12mm)とプライスドライバーとマイナスドライバーがあれば基本的にOKですね。

ベールパーツの分解洗浄

続いてベールパーツを分解洗浄します。

ベールを上げるときに、砂が噛んでいる感じがあるので、その点が改善出来ればOKです。

早速、ローターからベールをを外した写真です。ネジを順番に外して、バネ等の金属部品を洗浄します。

ビンの中を見ると結構汚れていました。小さい砂が付いているのが確認出来ました。

このバネの入っているネジ穴の所にクレ556を吹き付けて、ウエスでごしごしと汚れを取り除きます。(・・・実際はパーツクリーナーでも問題ないですね。)

洗浄が完了したら、グリスアップして馴染ませます。

無事、異音や砂が噛んでいる感じが無くなりました!

ボディ分解・洗浄・オイルチューン

前回からのオーバーホールから指折り数える位の釣行でしたが、ピニオンギアの下部がもう既に汚れていました。

その為、写真には収めていませんが、ドライブギア、ピニオンギア、摺動子ギア、摺動子をビンに入れて、パーツクリーナーで洗浄します。

時間があまりたっていないので、汚れ自体は簡単に落ちますね。

ベアリングのオイルチューン

早速ベアリングの洗浄を行っていきます。汚れを落としてオイルチューニングが完成すれば、ある程度のリーリングの良化が見込めると思います。

早速ボディ内部のベアリング4点を100均で購入したビンに入れて、パーツクリーナーを吹き付けて洗浄します。ベアリングをパーツクリーナーに付け込む時間は10分程度でOKです。少しゆすったら、より汚れが落ちます。

10分程度経ったら、ウエスに取って乾燥させます。暑い季節だと早く乾きますが、パーツが冷たくなくなったらOKです。

その後、ベアリングにリールオイルを少しつけて、ぐりぐり馴染ませます。グリスアップすると回転が重くなりますが、ヌルヌルとした巻き心地になります。自分はリトリーブの軽さより、なめらかさを再現するため、あえて僅かにグリスを少し入れておきました。

ローラークラッチのオーバーホール

ローラークラッチのオーバーホールですが、今回の分解作業のメインですね。

ローラークラッチの全バラシ

非常に繊細な作業が必要ですので、ピンセットは必須ですね。早速ボディからローラークラッチを外します。

ネジを3本取ると外れます。

これがローラークラッチです。ローラーベアリングと呼ばれる部品です。

ネジを取ると、内部の部品が出てきます。

それぞれ順番に外していきます。小さいローラーが6個あります。

残りを見ると、バネが6個あります。

バネも全部取り除きます。

先ほど洗浄したギアと同じく、パーツクリーナーで洗浄します。こちらも少し漬け込み、取り出してから乾燥させます。

ローラークラッチの組み上げ

洗浄が終わったら、ローラークラッチを再度組み上げます。部品が非常に細かいので注意してください。

バネを元あった場所にはめ込みます。

バネの横にローラーをはめ込み、リングを取り付けたら組み上げは最終段階へ。

オイルチューン

リングを取り付けたら、リールオイルを添付します。

少し雑に扱うとパーツが取れるので、慎重にオイルチューニングをしていきます。ローラークラッチにはグリスは使ってはダメだそうです。

一通りオイルを添付して、再度ネジを組み上げれば、ローラクラッチのオーバーホールは完了です。

なお、自分は一度組み上げてみてから、巻きの感じが不安定だったので、再度ローラークラッチをすべてばらしてから2度程組み上げました。

2018/1/14追記

オイルを注しすぎると滑ってしまい、結局直らないまま、再度逆回転することがあります。オイルは出来る限り薄くて、サラサラしたものを使うようにすれば問題ないと思います。

こればっかりは使ってみないと分かりませんが、オイル過多になるとオイルを少し減らしてあげれば基本的に逆回転はしなくなりますよ。

完成(まとめ)

最後に、ボディの蓋をする前にグリスを塗っていきます。ボディとカバーの接地箇所にグリスを添付して、隙間から水が浸入しないようブロックします。そうすることで、防水機能が高まります。

一通り、オーバーホールとチューニングを完了した16エアノスです。

リーリングは若干改善したような・・・位のレベルです。ハンドルとスプールを13ナスキーと交換して、リトリーブしてみると、以前よりなめらかになりました。

今後は、グリスが馴染むことでどこまで良化するか。

継続してメンテナンスを行うこと、リールの調子の確認を怠らずに続ければいい状態になっていくと思います。

なお、ピニオンギアのコンディションがあまり良くないと思います。ただピニオンギアとドライブギアが馴染んでくれば、リーリングもスムーズになるかもしれないです。

2017/10/29追記

16エアノスの本来の巻き心地(番外編)

釣具屋さんで、16エアノスを見つけたので、リトリーブしてみました。近くにセドナがあったので、巻き比べてみたところ、セドナとそれほど大きく変わらずゴロゴロしていませんでした。

今、自分が持っているエアノスは、単純に水没したことによって、塩噛みしてローターが歪んだか、内部構造で不具合が出たという結論に至りました。

16エアノスですが、

・初心者が初めて購入するのリール

・リールの改造やセルフカスタムのベース

・餌釣り用のリール

として、値段もスペックも最適にマッチングするリールです。

既に16エアノスは販売していないので、後継である19シエナ(19FXが2BBなのでスペック的には正しいですが。)を貼っておきますね。

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