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ワインドのワイヤーリーダーを自作してみた

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ワインドの時にタチウオに仕掛けを切られた経験はありますか。

自分は切られた経験はあります。

ナイロンリーダーでもありますし、フロロカーボンでもあります。切られるのが嫌なので、ワイヤーリーダーを使っています。

でも、ワイヤーリーダーで切れた経験ないですか。

タチウオじゃなくて、切れちゃうんですよね。

投げたときとかにプツンって・・・。

あと、ジャークしたときにフッ・・て軽くなる。で結局、結束部分で断裂している・・・。

ワイヤーリーダーについて色々と検証してみました。

※過去の記事(2017年9月21日)のリライトになります。

ワイヤーの太さは?

結論から先に書きます。

ゴーセンのナイロンコーテッドワイヤー#47を使っていましたが、これでワインドすると何度も切れます。

そこで最近、

#44でリーダーを作成してワインドしましたが、全く切れません。

サイズ展開ですが、具体的には以下です。

・・・写真だと見えずらいので転写します。

ナイロンコーテッド(太刀魚用)

サイズ  ワイヤー径 外径 直強力
#47/7 0.15mm 0.30mm 3.1kg
#46/7 0.18mm 0.36mm 4.2kg
#45/7 0.21mm 0.38mm 5.7kg
#44/7 0.24mm 0.40mm 8.2kg
#43/7 0.27mm 0.45mm 9.4kg

#47から#44へ変更したので、約2.5倍の強度になりました。

ダートによる加重とリーダーの強度について

ワインドでのワイヤーリーダーの使用については、ダートの加重を加味したセッティングが必要となります。

特に、強めに連続してダートをさせると、リーダーにかなりの負荷がかかるので、ブレイクする確率が高くなります。

10g以上のジグヘッドの場合

#44でないと断裂する可能性が高まります。

ワイヤーが太いと食いが悪いという声を聞きます。

ワインドにおけるダートアクションの波動でリアクションバイトを誘う場合はそれほど影響しないと思います。

自分が釣行した結果からではありますが、

特に14g(1/2オンス)のジグヘッドにワインド用のワームをセッティングした場合、#47のリーダーだと一度の釣行で1回は切れてしまっていましたね。

ライトタックルの場合

仕掛けが細いと繊細な動きの再現性が高まるので、ルアーが軽い時は強度を落としてもいいと思います。特に、10gを超えないようなセッティングだと#47でも問題ないかもしれませんが、やはり心配ですよね。

#47でのセッティング例です。

エイトノットで結んでいるだけです。

ノットの部分は大丈夫なんですが、スナップの接続部分から断裂してしまいます。

#47はエイトノットで対応できるので扱いやすいのですが、ワインドでは強度の課題をどうクリアするかです。

ワイヤーリーダーの作成のための材料

ワインドの為のワイヤーリーダーの作成のための材料と作成方法です。

このリーダーは、ショートリーダーでワインドダートさせる為のリーダーです。

完成したものと材料の一覧です。

必要な材料を順番に見ていきます。

スナップとソリッドリング

スナップとソリッドリング(写真ではスプリットリングですがソリッドリングの方が良い)です。

ソリッドリングは内径3.5mm程度でOKです。

ワイヤーリーダーの両端にセッティングします。

クイックスナップはルアーチェンジの際に便利です。

時合を逃さない。

収縮チューブ

収縮チューブはヒートシュリンク2mmです。

1cm位を2個。

これをライターで炙れば簡単に収縮します。

釣武者の収縮チューブだと、105℃なので、出来ればこちらの方が扱いやすいかもしれません。

熱収縮チューブの方が簡単ですね!!90℃で完全収縮するため、水蒸気や熱湯で収縮します。

カラミ防止用のパイプ

だいたい2cm位を2本。

0.6mmなので、ちょうどよい太さですが、若干硬いです。

出来れば強化チューブというものが良いのですが、なぜか釣具屋さんにはほとんど売っていないんですよね。

ヤマシタ ステンレスクリップSS

ワイヤーリーダーの結束に使うクリップです。

これがないと始まりませんね。

ゴーセン ナイロンコーテッドワイヤー #44 × 7

長さはスプール一周分(15cmから20cm位)で大丈夫です。

長すぎると扱いずらいので注意してください。

ワイヤーリーダーの作成方法

作成手順ですが、以下の詳細で紹介していきます。

・ルアー側のスナップを取り付ける。

・道糸側にソリッドリング(スナップリング)を取り付ける。

なお、予算が許すのであれば、工具は専用のプレッサーを使ってもらうのが一番いいです。

しかし・・・、

そんなに費用を掛けられないですよね。

ほとんどの方はそうだと思います。

ではどうすればいいかというと、、、カシめる道具はペンチで十分です。

ペンチではなく、ニッパーでカシメたほうがいいです。

というのも、以前はペンチでカシメて使用していましたが、一度だけステンレスクリップからすっぽ抜けてしまったことがありました。

ルアー側のスナップを取り付ける

ルアー側を作成します。

1.ステンレスクリップ・カラミパイプ・スナップの順に、ワイヤーに通していきます。

2.クリップの穴に2本を通して軽くカシメます。

この時にスナップを輪っかの中に入れて下さい。

3.スナップ全体を締めて、圧着させます。

4.扁平に圧着してから、横からカシメると、折れ曲がり、くの字になります。扁平のままでも構いません。

扁平のまま圧着すると、リーダーが断裂したり、くの字にクリップを曲げるとすっぽにけることがありました。

以下の写真のように、

ペンチで波打つように3~5か所位締めるとすっぽ抜けなくなりました!

5回ほど釣行していますが、まだ一度もすっぽ抜けていません!  

5.収縮パイプをかぶせます。

6.ライターで炙って保護します。

道糸側にソリッドリング(スナップリング)を取り付ける

反対側の道糸側も作成します。

収縮パイプを先に通し、さっきと同じ通りステンレスクリップ、カラミパイプ、ソリッドリングの順にワイヤーに通していきます。

ステンレスクリップの圧着と収縮パイプの保護は先ほどと同様です。

ワイヤーリーダー完成

完成しました!!

10cm弱のワイヤーリーダーです。

作成したワイヤーリーダーですが、どのくらい使用できるのか気になりますよね。

ワイヤーリーダーはどのくらいで交換するのが良い?

ワイヤーリーダーは消耗品ですので、以下はどちらも使えないので交換が必要です。

上がすっぽ抜けたワイヤーリーダー。下はキンクしたワイヤーリーダーです。

ワイヤーリーダーがすっぽ抜ける原因

よく見るとステンレスクリップの片側の圧着が弱かったのか、抜けてしまっています。

引っ張るともう一方もすっぽ抜けました。

原因は、一度扁平にカシメたステンレスクリップを、横から再度カシメる際に、結局くの字に折れ曲がらず、きちんと圧着できていないようです。

そこで、圧着の仕方を工夫します。

ペンチでカシメていましたが、ニッパーでカシメてみると・・・。

ニッパーの筋が3~5か所位出来るように締めて

その上に収縮チューブをかぶせて終了です。ニッパーで波打つように締めた方が、すっぽ抜けのリスクは下がります。

キンクしたワイヤーリーダーは再利用できる?

キンクしたワイヤーリーダーですが、もったいないとは粘らずに交換しましょう。

キンクした箇所の断裂によるルアーロストの原因となります。ルアーに引っかかることで綺麗にアクションが出来ず、釣果そのものに影響します。

特に、

メタルジグなどはリアフックに絡まったまま(エビった状態)で、フォールしていると、サゴシがバイトしてきたときなどラインが切れるリスクが高まります。

まとめ

ワインド用のワイヤーリーダーはゴーセンのナイロンコーテッドワイヤーの#44を使いましょう。

なお、クリップは好きなものでOKです。

最終的には、このスタイルに落ち着きました!!!

ワイヤーを止めるクリップの選び方にについて、こちらの記事にまとめておきました。

説明の必要はないかもしれませんが、結束部分と接続部分の保護をした方がルアーロストのリスクは下がります。出来合いの7cmのワイヤーリーダーと自作の7cmのワイヤーリーダー作成手順と比較した記事はこちらです。

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