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18ネクサーブ2500S インプレ 13ナスキー・16エアノスとの構造比較(1)

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スリムフィットボディの18ネクサーブ、16エアノス、13ナスキーの構造比較です。

18ネクサーブが届いてすぐに確認した事は、13ナスキー・16エアノスとの違いでした。今回はボディ内部までは開けませんが、早速バラしてみました。

今回比較する番手は、13ナスキーC3000、16エアノスC3000、18ネクサーブ2500Sです。

18ネクサーブ比較のポイント

気になっていたのは、次の2点です。

1.ハンドルノブの分解

2.ドラグ・スプールの互換性とスペック

なお、パーツの流用性を確認出来ればと思います。

各パーツを確認

実際に分解していきます。

スプールを外します。

1号PE100m糸付です。

ドラグノブ上部とスプール内側

ドラグノブの裏側とスプール上部

ドラグノブは13ナスキーと同じ?

ドラグノブは優秀

左から13ナスキー、16エアノス、18ネクサーブのドラグノブです。

番手は2500番ボディのドラグノブです。

表側は13ナスキーと同じ形状ですね。

裏側を見てみると・・・

ん・・!?

13ナスキーのドラグノブの防水パッキンを取ると・・・。

やはり、同じですね。

付け替えてみましたが、バッチリ合います。

スプールは良

スプールは非常にいいですね。

スプールは、16エアノスとは異なり、13ナスキー寄りの形状と質感でした。使用感も13ナスキーのスプールとそれほど変わらないと思います。

うまく安く仕上げていますね。

ハンドルはもう一歩か?

正直、惜しいな・・・

というのが初めて触ったときの印象です。

ハンドルとハンドルノブ。

やはり、分解不能ですね。

何が惜しいのか。

残念なのが、デザインと分解不可である点。出来れば、17セドナや17サハラと同じ、冷間鍛造ハンドルが良かった。

最低でも13ナスキーに搭載しているハンドルの形状であってほしかった。また、ハンドルノブが分解出来れば、カスタマイズの幅が広がりBBチューンも可能だし。

では、良い点はというと。

ハンドルのメッキの質感・・・結構いいです。冷たいけど、さらっとしていて、ギラっとしていてスタイリッシュな感じ。

ハンドルノブの質感・・・適度な硬さで質感がさらっとしていて良いです。

加えて、クリアランスの精度。

アタリ個体なのかもしれませんが、ハンドルのガタが非常に少ない。初めて触ったとき、13ナスキーと変わらないリーリングの印象でした。パーツ単体の価格ですが、ハンドル組が1,400円もします。残念ながらカスタムの幅が狭いリールになってしまっています。

ローターは16エアノスそのもの

ローター。

16エアノスと構造の違いがない。

見た目通りです。

16エアノスとはカラーリングが違うのみですね。

ローターの回転を抑制する機構

13ナスキーのローターの内側にある金属の棒が少し出ているのがわかると思います。

一方、16エアノスも18ネクサーブもそれほど出ていないのが見て取れます。

18ネクサーブのローターの裏側。

これは、内ゲリレバーといって、ベールを起こした時に回転を止める役割をします。

13ナスキーにはボディのローラークラッチ下の所に、フリクションリング(46番)があって、この内ベリレバーがリングの隙間に引っかかって、ハンドルが回ることでベールが回転するのを防ぎます。

 

46番がフリクションリングです。

※13ナスキーC3000のパーツ価格表より抜粋

16エアノスと18ネクサーブには、フリクションリングが無いため、ベールを起こしてもキャスティングの際にハンドルが回ってしまいます。

スプール互換性について

では、18ネクサーブのスリムフィットボディにそれぞれのスプールが付くか、試してみました。

13ナスキー

まずは、13ナスキーのスプールです。

ドラグノブが同じ形状なので、問題なく着きました。

ドラグノブの調整も13ナスキーとほとんど変わりませんね。

16エアノス

次に16エアノスのスプールです。

スプール互換表に記載がある通り、問題なく着きました。

http://fishing.shimano.co.jp/product/s/reel/spool_compatible.html

16エアノスのドラグノブより、扱いやすいので18ネクサーブのドラグノブはおすすめですね。

16エアノスと同じ価格で400円ですし。

http://fservice.shimano.co.jp/part/01/01032/index.html

各パーツの自重比較

各パーツの自重を比べてみました。

ローター

13ナスキー

16エアノス

18ネクサーブ

16エアノスと18ネクサーブはやはり同じですね。自重がほぼ同じ。

ハンドル

13ナスキー

16エアノス

18ネクサーブ

13ナスキーが一番軽くて、カスタマイズの幅があります。16エアノスも実際、ハンドルノブの交換は不可能で、BBチューンも出来ません。

ドラグノブ

13ナスキー(防水パッキン付き)

13ナスキー(防水パッキンなし)

16エアノス

18ネクサーブ

防水パッキンを取れば、13ナスキーと18ネクサーブはほぼ同一の自重でした。

16エアノスが約1g程軽いという結果に。

ボディ

13ナスキー

16エアノス

18ネクサーブ

想定通りです。

パーツ点数の多い13ナスキーが少しだけ重く、ベアリングが3個である18ネクサーブが16エアノスより約1gだけ重いという結果に。

スプール

13ナスキー

16エアノス

18ネクサーブ

 

シャロースプールなので、ネクサーブが重めになります。通常は下糸を巻くことで、その分の重量が増えるので、差はそれほど大きくなりません。

18ネクサーブ(PE付き)

差から、PEライン1号100mで約3.2gですね。

全体の自重

13ナスキー

16エアノス

18ネクサーブ

番手が違うので、比較はできませんが、18ネクサーブが一番重い結果に。10g以内の差なので、スプールの差の内に収まります。おそらくC3000で比較した場合は、3機ともほぼ変わらない自重になると思われます。

まとめ

18ネクサーブは、出来るだけ低価格で、かつシンプルな構造にし、リールのスペックを最大限に引き出したモデル だと思います。

つまり、

今までリリースされた13ナスキーや16エアノスに代表される スリムフィットボディのシリーズの無駄を省いたモデル だということです。

あとは、デザインが良くなったことでしょうか。

シマノはスペック傾倒のリリースが多い中で、これだけデザインを前面に押してスタイリッシュに仕上げてきた点は高評価だと思います。メンテナンスのしやすさから初心者が始めて手にするリールとしても良い仕様だと思います。

ボディ内部はまだ明けていません。構造比較の記事はこちらです。

18ネクサーブ2500S インプレ 13ナスキー・16エアノスとの構造比較(2)
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