以前、15アルデバランHGのドラグサウンドチューンにしましたが、今回は17バスワンも同様にドラグサウンドチューンにしてみました!!
15アルデバランHGはこちら
↓
17バスワンの前回の記事はこちら。
全バラシからの組みなおし
前回もオーバーホール済みでしたが、今回はBB追加とドラグサウンドチューンを施す為、再度全バラシします。
ボディと付属パーツ。
ボディ内部。
今回はベアリングも完全に洗浄しました。
ほぼベイトは初心者なので、初めてしたときに戸惑ったポイントがありましたのでいくつか紹介します。
リールの分解と組み上げだけだと丁寧にやれば初見でも出来ます!!
が、
調整は真剣にばらして組み上げる回数が増えれば増えるほど腕が上がる!!
感じですかね・・・。
サイドカップのベアリング着脱方法
本体B組と呼ばれるサイドカバーのパーツを外してベアリング取り出します。
突起が3つあり合わせる向きがあるので注意してください。上記の合わせ方で正常に機能します。
ネジを3つ外すと、薄いプラシムが入っています。
これも紛失注意です。
ベアリングの取り出し方法ですが、裏側の穴に細いドライバーなんかを通して中の板を押し出します。
底には板があり、ベアリングと一緒に押し出されます。
組み上げは逆にするだけですね。
板?(スプール軸アタリというみたいデス・・・。)を入れます。
それからベアリングを入れます。
スプールが重く、重めのルアーを投げるか落とすだけになると思うので、高速回転でなくていいからかなりしっとり目のオイルチューンにしました。
ドライブギア軸のEリング着脱方法
スピニングと違い、
ベイトリールは、Eリング・・・これを取るのが難しい。
そんな時は専用工具を使いましょう!!
タミヤのEリングセッターという工具ですね。
そうするとウォームシャフトギアやベアリングを外すことが出来ます。
ピンを取るとバラシ完了です。
ベアリングにザラツキがある場合は交換しますが、特に不具合はありませんでした!!
ウォームシャフトの受けをBBに置換
ウォームシャフトですが、ブッシュをベアリングに交換出来ます。
せっかくなので交換します。
効果はあまりないかもしれませんが、対摩耗性能が高くなること、感度が良くなると思います。
しかし、ここにもEリングが。
かなり小さいサイズだし、Eリングセッターが使えない箇所です。
コツがいりますが、精密ドライバーのマイナスでねじる要領で外れます。
これで反対側のウォームシャフトギアが外れます。
写真に撮っていないですが、44番をベアリングに交換するだけ。
体感としてはほとんど変わらないと思いますが、完全に自己満足の世界です。
組み戻しました!
レベルワインドガードを取り付けます。
クラッチレバーの着脱はこのネジを外すと外れます。
リールフットの上部のフレームの隙間からドライバーを通します。
難所がクラッチパーツの着脱でしょうか。
バネの圧が強いので、注意しないとなかなか組めませんね。
交換するパーツ
では本題です。
下のパーツが純正で、今回交換するのが上のパーツ類です。
17スコーピオンBFSのパーツ一式を用意。
17スコーピオンBFS 右 短縮コード: 03755 35番 スタードラグ板 16EN100PG PRES PLT 350円
17スコーピオンBFS 右 短縮コード: 03755 36番 ドラグ音出シラチェット 16STI100PG D/Oラチェット 250円
17スコーピオンBFS 右 短縮コード: 03755 37番 スタードラグ座金 10DDM3BM DRAG W A 550円
17スコーピオンBFS 右 短縮コード: 03755 38番 ドラグ音出シピン 16STI100PG Dオトタシピン 250円
17スコーピオンBFS 右 短縮コード: 03755 39番 ドラグ音出シバネ 16STI100PG Dオトタシバネ 150円
17スコーピオンBFS 右 短縮コード: 03755 40番 ドラグバネホルダー 16STI100PG Dバネホルダ 150円
15アルデバランHGの時と同じパーツですね。
26gから。
19.4gと6.6g軽量化に成功です。
ただ、この17スコーピオンのドラグ座金だと内径が合わないので、ルーターで削る必要があります。
もしくはこれだと合いますね。(すでに内径を加工しています。)
- 19炎月CT 150HG 短縮コード:03986 40番 スタードラグ座金 550円
このワッシャーは内径を16メタニウムMGLのギアに合うように削っています。
外径が少し大きくなりますが、内径はこちらがぴったりと合います。
- 17エクスセンス DC 右 短縮コード: 03735 33番 スタードラグ座金 850円
ただし、ドライブギアの穴あけがかなりシビアになりますので、内径を大きく加工する方が簡単です。
穴をあける位置は、ドラグ座金に干渉しないところです。
ハンドルーターのドリルビットで開けましたが、ジュラルミン製とは比べ物にならない位面倒くさい作業でした。
真鍮製は穴あけ作業が大変です。
ワッシャーも干渉せず。
音出しラチェットも外径のギリギリのところにかかっています。
※内側に寄りすぎると音が小さくなります!
交換できたら蓋押して。
ボディネジを止めて。
ハンドルをつけて完了です。
まとめ
実際に触ってみてドラグ力が少し落ちますが、全然使えるレベルですね。
15アルデバランの場合はもう少し粘ってほしいなと思いましたが、17バスワンのドラグチューンは17スコーピオンBFSのパーツ流用で問題なさそうです。
自重を軽くしたい場合は、スタードラグ板を16アルデバランBTFのものを使うともう少し軽くなります。ステンレス→ジュラルミンになることでの軽量化ですね。
16アルデバランBFS XG 右 短縮コード: 03515 33番 スタードラグ板 550円
ご参考になれば幸いです。
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