前回は19シエナのファーストインプレッションを紹介しました。
フルカスタマイズのシエナがこちら。
なかなか、かっこいいです。
前回のおさらい
完全分解
前回の記事に18ネクサーブのカスタム記事を貼っていますので、詳しい説明は割愛致します。
そちらを参照してもらえれば・・・。
ボディを開きます。
摺動子ガイドまでもグリスがべっとり。
パーツクリーナーで洗浄します。
グリスオフ完了。
ベアリングオープン
ベアリングフルオープンです。
ベアリング1点追加。左端のブッシュをベアリングに。
ピニオンギア下部に。
ここですね。
ネジ山作成
リールスタンドを付ける為のネジ山を作成します。
作業内容はこちらを参考に。
ハンドタップですね。
無事貫通しましたが、少しだけ斜めに入ってしまいました。ボディ側は垂直ではないですが、ほとんど分からない位ですね。
このネジ山、リールスタンドの種類によっては付きにくい、もしくはつかないです。
赤いリールスタンドはモアバイツのものですが、ネジが浅いのですぐに外れてしまいます。
なお、M11×0.75のタップは特殊なサイズで、実はホームセンターでもなかなか見つかりません。というよりホームセンターで見かけたこと自体ないです。
ハンドルも必要です。
グリスアップ
それでは、全体のグリスアップです。
まず参考情報ですが、
左側のメインシャフトは16ストラディックCI4+のものですが、19シエナとは長さが違いますね。実は16ストラディックのメインシャフト、17セドナのメインシャフトと長さがほとんど同じなので、流用出来たりします。
おそらく素材(ステンレスと軽量ジュラルミン)の違いで、かなり重さが違うんですよね。
脱線してしまいましたね・・・。
グリスアップですね、DG06を使用して。
摺動子ギア。
メインシャフトや摺動子ガイドはオイルチューン。
PTFE配合なので、自転車用のオイル(チェーンルブ)が中々よさげです。
ベアリングにはIOS-01を使用してみましたが、感度が上がりすぎてノイズが大きすぎたのでチェーンルブを使用しました。
ドライブギアはIOSグリス。
米粒2~3個分位でOKですね。
4~5か所ギア面に付けて組み上げるだけでOK。
ハンドルのガタツキ調整
ハンドルノブは交換不能で、ベアリング化できないので、ハンドルのガタはボディ内部でのシム調整のみ。
一枚追加しておきました。
組み上げ終了。
ローターブレーキ
フリクションリングを装着します。
この溝に。
結構引っ張って、リングを広げながらでないと付けられませんので。
ベール交換&ベアリング化
ローター付近のカスタム。
以下がベールとBB化カスタムの為のパーツです。
08 ソアレBB 1000S 短縮コード02312 33番 アーム固定軸 05TP3000 アームコテイジク
1個 250円
08 ソアレBB 1000S 短縮コード02312 34番 ベールアーム組 05BIO1000 ベールアームクミ
1個 1,350円
14 サハラ 1000S 短縮コード: 03257 25番 内ゲリレバー 13SH1000FE B/T LEVER 1個 250円
14 サハラ 1000S 短縮コード: 03257 44番 フリクションリング 01STLFW1S フリクションリング 1個 350円
16 ストラディック CI4+ C2000S 短縮コード 03487 21番 音出シバネ 100円
16 ストラディック CI4+ C2000S 短縮コード 03487 98番 音出シピン 100円
18 ナスキー 500 短縮コード 03815 15番 ラインローラーブッシュ 100円
18 ナスキー 500 短縮コード 03815 18番 ラインローラー座金 150円
合計:2,650円(税抜)
通販で純正パーツの注文はこちらを参考にしてください。
その他ですが、
・ミネベア製のベアリングが1つ
・厚さが2mmのアルミカラーが1つ
以上となります。
青いアルミカラーが2つありますが、実際は2つだと重量が軽すぎて回転にブレが生じてしまいました。
その為、このラインローラー座金にするとバランスが合います。
18 ナスキー 500 短縮コード 03815 18番 ラインローラー座金 150円
内ゲリレバーですが、
長さが少し違います。
交換するパーツが内ゲリレバー、追加するパーツが音出しピンとバネ。
グリスアップしておきます。
ラインローラー部とベール交換。
アルミカラーを入れます。
ベアリングを入れます。
ブッシュをいれて。
ラインローラーを装着。
ラインローラースペーサーで固定。
最後にアルミカラーを入れると回転ブレが生まれるので。
18ナスキー500の座金を入れてください。
あと、ベールですが形状がかなり違うので手で曲げる必要があります。これでもか!!!と言う位に曲げる必要があります。
そうすると、ベール返りが良くなります。形状が合わないとベールがスムーズに動かないので、スムーズに動くまで調整が必要です。
少し重量UPしますが、ベール部の安心感が重さ以上にUPしますよ!!
ラインローラーもスムーズです。
仕上げ(ハンドルスクリューキャップの装着)
ほぼ完成しました!
最終重量は213gでした。
あとは、ハンドルが供回りなのでハンドルスクリューキャップを固定式にするカスタムだとこれ。
M3.5×0.6mmのネジで固定すると。
供回り式ではなくなります!!
このネジもかなり特殊ですね。
なかなか売ってません。自分はモノタロウで30個単位で購入したので結構余っていますが。
ハンドルスクリューキャップを装着して。
完成
ひと昔前のボディ構造なので巻き心地はそれなりですが、いわゆる弱点の克服が十分出来るので、ルアーフィッシングも出来るようになります。
シーバスだとリールそのものが小さいのですが出来なくもない。
同じくワインドとかも出来なくもないですよ。
付属の糸はナイロン2号なのでガシリング位ですかね。サビキ釣りだと糸が若干細いので、小モノ狙いだと大丈夫。
ライトゲームだと太すぎるのでまき直しになると思います。
4LB前後のフロロラインやより細いエステルラインを巻くことになると思いますが、結構幅広く遊べますね。
コメント
僕もシエナの2500使ってるのですがベールアームのバネの力が元から弱すぎますね
投げた時に勝手にベールが戻る様な事は無いので気にしてませんが…エギングに使ってるのですがキロオーバー何匹も釣れました❗とても参考になります☺️スプールが重いですよね…
コメントありがとうございます。
スプールは重いですね・・・。
値段が値段なので、仕方がないですね。