前回はローターのみを交換して不完全な状態でした。
今回は以下のパーツを発注して、ローターの軽量化を目指しますが・・・。
もくじ
用意したパーツ
以下6点です。(24番のローターは中古で購入したため発注していません。)
総額:7,500円(税別)となります。
※ローターは中古で3,000円程だったので、実際は5,000円位です。
24番 ローター組 19VQ10SSSPG ロータークミ 5,100円
71番 アームカム 19VQ10SSSPG アームカム 650円
107番 ベール取付ケカバー 19VQ10SSSPG ヘルトリツケカハ 850円
23番 ローターツバ 19VQ10SSSPG ローターツバ 550円
53番 固定ボルト トルクスP2.6X5 トラスショウ RP 100円
72番 固定ボルト 17CMXCI425S L/RSCREW 250円
結論からお伝えすると軽量化は失敗しました。(やっぱりベール組も必要です!)
ケチって、19ストラディックのベールを流用しようとしたのが間違いでした。何をどう失敗したのか、詳しく紹介します。
ローターのバランス
それぞれのパーツの自重ですが、
今回交換する19ヴァンキッシュのパーツは17.5gとなり、
交換前の19ストラディックのパーツは25.8gなので、
8.3g軽くなる訳ですが、
ベールのアームカムの反対側の重さが重すぎるのと。
アームカムそのものも自重差があるため、ローターのバランスが崩れてしまうのです。
アームカムとベールを固定するネジの実際の重量ですが、
ヴァンキッシュは1.6gに対し、
ストラディックは2.6gなので、1gの差があります。
ベールを止めるネジもヴァンキッシュは軽量化しているので、純粋なアームカムのみの比較だと
1.6gに対し、
2.2gなので、0.6gの差があります。
その結果、繰り返しになりますが、ベール組でのローターのバランスが崩れてしまい、回転にブレが生じるわけです。
何とかなるかなと思っていましたが、ちょっと考えが甘かったですね。
左右非対称ローター
そもそも、16ストラディックや16ヴァンキッシュからクイックレスポンスシリーズは左右非対称のローターで軽量化を図ってきました。
19ストラディックもベールの構造が変更になったことで、パーツ類の流用は可能なのですが、
例えばベール返しの機構とかですね。
結局、19ストラディックは左右非対称ではないのかもしれませんね。
クイックレスポンス化の為に
19ヴァンキッシュに搭載されているチタンベール自体もストラディックに比べるとかなり軽いことが予想されるので、ベール組も含めて交換しないといわゆるクイックレスポンス化は難しいでしょうね。
そうなると、
ベール組が4,100円なので、
これじゃ、ストラディックに11,600円足してヴァンキッシュ買った方がええやん!!!
ってなりますよね。
クイックレスポンスシリーズのローターの価格を見ると、
16ヴァンキッシュ、19ヴァンキッシュともに5,100円なので、基本的な構造の変更はローターナット位だと思われます。そして、16ストラディックCI4+が2,550円なので同じCI4+ローターとしてはかなりお得感があります。(しかし、残念ながら19ストラディックにはローターナットやその他の構造が異なるので流用出来ないんですよね。)
そして、ベール組に関しても16ヴァンキッシュ、19ヴァンキッシュともに4,100円と価格は据え置きです。19ストラディックのベール組も4,100円なので、19ストラディックがチタンベールでない点は非常に悩ましいところではあります。(せめて少しでも価格差を出して安くしたらと思いますね。)
チタンベールに関しては、16ストラディックCI4+も4,100円と同じ価格なので、検証してみないと分かりませんが、
まとめ
結局、20年にリリースされるかもしれない、NEWストラディックCI4+待ちですね。
参考として。
変更後の自重ですが、リールスタンド、ライン込で183.6gでした。
大体リールスタンドなし、ライン無しだと175g程になるかと思います。
流用できるベール組を入手したら続編を紹介しますが、コストが掛かりすぎるので直近での改造は控えます。
見た目は12レアニウムCI4+みたいな感じなので、全然ありだと思います。
シマノ純正パーツの発注は釣具屋さんから行う必要があります。の際は、通販で発注を行う場合はこちらを参考にしてください。
16ヴァンキッシュC2500番台のベールを流用(2019/12/17追記)
16ヴァンキッシュのC2500XGSを所有していたので、本当にローターにベールが付くか検証してみました。
ベールのみで自重を比較してみても結構違うんですよね。
19ストラディック1000Sは12.8gですが、
16ヴァンキッシュC2500は7.6gと感動的な軽さを誇ります。
結果はこの通り。
無事に付きます。
良い感じですね。
とりあえず注意点ですが、以下です。
16ヴァンキッシュのアームカムと19ヴァンキッシュのアームカムの形状がそれぞれ異なる為、16ヴァンキッシュのアームカムだと19ヴァンキッシュのローターには着かない。
それにしても軽いです。
ローターの自重が28.4gになったので、
全体の重量は178.3gでリールスタンドと糸付きなので、何もなしだと170gを切る可能性があります。
すでに16ヴァンキッシュを元に戻してしまいましたが、何とかしてチタンベールを手に入れたい所。
1000番手で問題なさそうなので、もう少し軽く出来るということですね。
回転もマグナムライトローターの対象リールのように、巻き感の軽さがありクイックレスポンスシリーズを体現したような仕上がりに。
PGギアの入れ替えを行えば、よりなめらかでシルキーなリールに仕上がります。
お金が掛かり過ぎだけど所有しているリールからパーツを取れば、そこそこいい仕上がりになることがわかりました。
16ヴァンキッシュ1000番台のベールを流用(2020/3/29追記)
1000番台で検証してみました。
ぎりぎり付きます。
接触はしないので問題なし。
納まりはC2500よりは1000番台のワンピースベールがいい感じです。
しかし、ローター径はC2500サイズがドンピシャ。
どちらがいいですかね。
本当にぎりぎりなので、個体によってはスプール、ドラグノブとベールが干渉する可能性もあります。
ただ、1000番台の方が僅かに軽いのに加えてベールがコンパクトなので、より低慣性になりました。
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