23カルカッタコンクエストBFSが届きました。

5g以下のライトリグを扱う専用機として購入しました。

では外観からチェックしていきます。
外観
前モデルとぱっとみた印象は変わりません。

ハンドル側。

フレーム形状も少しコンパクトになっています。真円を2つ重ねた形から、少々変わりました。
スプール径は29mmですが、幅は22アルデバランよりわずかに大きいです。

ブレーキダイヤル。

レベルワインドが少しかわっています。

ハンドルノブの形状も初めて見た形です。

自重は公式195gとほぼ変わりませんね。

195.55g
スプールは6.72gです。

全バラシ
早速分解していきます。

リールに関して言うと使用前に分解することがほとんどですね。
ブレーキユニット、スプール
サイドカバーはこのレバーを返すと開きます。

サイドカバーの開け方も少し変わりました。

ワンタッチでブレーキコアまで外れます。
22アルデバランもそうですが、ベアリングサイズもかなり特殊です。

ブレーキユニットのマグネットの配列。

スプール。

下の写真は22アルデバランのスプールですが、Oリングが良く取れて無くなりますので注意です。

スプール外す時にティッシュとか布とかで軸をつかむとOリングがポロっと取れます。最近取れていたので、装着しました。
ハンドル、スタードラグ周り
ハンドル、スタードラグ周りです。

ハンドルはフルベアリングですね。

ノブ、キャップの形状が新しいものだと思います。
音出しパーツに取り付ける座金もかなり分厚いステン製。

ボディ内部
ボディネジは3本です。

対局にあった三日月型をしたフタのようなパーツはなくなりました。
3本とも同じサイズなので、取り付け誤りのリスクが下がりましたね。ボディを開けます。

20メタニウムもそうですが、ローラークラッチのサイズが変わりました。従来より外径が若干大きくなっています。

シマノのベイトリールのローラークラッチは全部で4種類でしょうか。
インナーチューブはグリスまみれですね。

ドライブギアは肉抜きしていて穴がいっぱいです。

強度的には問題ないでしょうね。また軽量化しているんだと思います。その他は気になるところはないですね。
クラッチ周りです。

ベアリング上部のシムがかなり分厚くなりました。
前モデルでは無かったかもしれません。
ドライブギア軸を外します。

ここはレベルワインドと一体形成だったので、分離したことで作業しやすくなりました。
Oリングでガタツキが抑えられているようです。

オープンタイプのダブルベアリングですね。

Eリングはウォームシャフト左右のみに搭載です。

その他にもEリングはありますが、基本的には外さない箇所です。
ベアリング抑え板がドライブギア軸と分離しているので、非常に分解しやすいです。

レベルワインドのピンですが、Oリングで軸を止めているだけ。

ピンを押し出すとOリングが外れます。

ピンを抜きます。

バラバラになります。

対局にもEリングでベアリングを固定しています。

フレームのグリスの添付具合。

すべて洗浄しました。
組み上げ
組み上げですが、レベルワインドは撮影しながらが難しいので、組み終わった状態から。

過去の機種に比べると若干容易になりましたかね。

続いてドライブギア軸を組みます。

軸部ベアリング受けには高粘度オイルを添付します。
粘度を少し落としています。
気を遣うのがこのウォームシャフトギアですね。

ここはTHETAはOMEGAを添付するといいですね。
粘性も必要ですが、粘性が高すぎるとか、添付量が多すぎると巻き重りや異音が出ます。
ドライブギアを組み上げて仕上げます。

ドライブギアもTHETAを添付。

もう少し粘性が欲しい所ですね。
ジュラルミン製のギアをねっとりとしつこい巻き感にするにはこのオイルが合います。

ウォームシャフトにはNEMEA&THETAを。
ローラークラッチにはNEMEAとCHIMERAを添付して。
作業完了です。

元々の仕上がりがいいので、大きく使用感が変わる感じはないですね。
個体が若干ギア鳴りしていたので、無駄なグリスが抜けて、抵抗感がなくなりましたが、ギアの抵抗感がモタっとある感じに。
ドラグを締めて結構無理させても大丈夫な感じですね。スプールが非常に繊細なので、締めすぎは注意です。
合わせるラインは?
セフィアG5です。

シンキングPEですね。
ライトリグでのキビレ狙いで使用予定なので、0.5号のPEをチョイス。

10m事のカラーチェンジで50mだけ巻くことが可能です。
40cmUPのキビレが早速釣れました。

ライン強度も十分です。
かなりの剛性感ですね。
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