18ステラの世代より、ラインローラーは一新。
Xプロテクトで防水性能がUP!!
そして、19ストラディックのラインローラーも、従来のものから形状が変わり素晴らしい進化を遂げました。加えて一体型ではないので、ベアリングのみの交換も可能。
良いこと尽くめのようですが、実際に使ってみると分かりますが回転が少し甘いんですよね。
ということで、
今回は
前回は旧ラインローラーのタイプ(2010年世代の10ステラ以降ですね。)によるBB化チューニングの紹介。
今回と使用するパーツ類はほとんど同じですが、組み上げや実際のパーツの違いがありますのでご注意ください。
10ステラのパーツとは?
今回用意したのがこちら。
・上部が10ステラの純正パーツと市販のシム・ベアリング(交換するパーツ一覧)
・下部が19ストラディックのパーツ一覧(交換前のパーツ一覧)
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2020/03/IMG_6546.jpg)
具体的には、19ヴァンキッシュのマグナムライトローターを乗せるために以下を用意。
- 10ステラのパーツ(DLCラインローラー&ブッシュ)
- 16ヴァンキッシュのC2500ワンピースベール
- 19ヴァンキッシュのCI4+ローター
ローター軽量化とラインローラーの高性能化を図りました。
3世代チューンですね。
なお、新しいタイプのラインローラーになったことで、座金等が無くなりました。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2020/03/IMG_6550.jpg)
用意するパーツはこちら。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2020/03/IMG_6547.jpg)
31番の座金は使わず、シムを2枚(厚み0.3mm)で代用します。アームカムの形状が変わっているので座金がはまらないんです。
![](http://erengeworks.com/wp-content/uploads/2018/04/8670324ff94dbceedd11089eeb57c9ba.png)
10 ステラ C2000S 短縮コード02788 27番 ラインローラーブッシュ 100円 2個
10 ステラ C2000S 短縮コード02788 28番 ラインローラー 1,050円 1個
![](http://erengeworks.com/wp-content/uploads/2018/04/IMG_8030-1024x768.jpg)
※写真は価格改定前の料金です。
シマノの純正パーツですが、釣具屋さんから発注する必要があります。もし通販をご希望の場合ですが、以下を参考にされると便利ですよ。
10 ステラ C2000S 短縮コード02788 29番 ラインローラーベアリングカラー 250円 1個
10 ステラ C2000S 短縮コード02788 30番 アーム固定軸 100円 3個
上記ですが、以下市販のベアリングシムを代用しますので、使用しませんでした。
市販のパーツ
ラインローラーベアリングカラーの代わりはこれ。
だいたい0.3mmと0.2mmを2枚ずつで1mm程度の厚みにします。
一方、31番のラインローラー座金の代わりはこれです。
座金は03.mmを2枚、反対側には0.1mmと0.3mmのシムを入れておきました。
ベアリングはミネベア製のベアリングが2点です。
組み上げ手順
アーム固定軸にシムを入れておきます。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2020/03/IMG_2990.jpg)
ベアリングとラインローラーブッシュと合わせておきます。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2020/03/IMG_2991.jpg)
アーム固定軸とワンピースベールにはめてスキマを埋めます。(このシムは既存ものを流用します。)
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2020/03/IMG_2993.jpg)
シムを2枚入れます。(この時は0.1mmと0.3mmでした。)
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2020/03/IMG_2994.jpg)
ラインローラーブッシュとベアリングを入れます。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2020/03/IMG_2995.jpg)
DLCラインローラーを装着します。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2020/03/IMG_2996.jpg)
シムを4枚入れます。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2020/03/IMG_2997.jpg)
こんな感じですね。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2020/03/IMG_2998.jpg)
なお、この時点でグリスアップ、オイルアップしましょう。
次にラインローラーブッシュとベアリングをかぶせます。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2020/03/IMG_3001.jpg)
座金の代わりのシムを乗せて終わり。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2020/03/IMG_3002.jpg)
この上からもオイルを注しておきます。
まとめ
これで快適な回転が得られます。
元々のラインローラーがダメな訳ではないんです。メンテナンス性と調整のしやすさがこちらの方がいいんですよね。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2020/03/IMG_6551.jpg)
特に一体型はダメになると交換時のコストが高いですから。
出来ればベアリングのみの交換で済ませたいじゃないですか。
18ステラ以降のラインローラーについては、アームカムの形状が変わったことで、この組み方一番しっくりくると思いますので、ぜひ試してみてください。
あと、ラインローラーブッシュや、シム、ベアリング等のパーツは以下のキットでもだいたい流用可能です。
ただし、シムは別途用意しないといけませんので、その点はご注意ください。
コメント
erengeworks様こんにちは。
T-MAXという者です。
このブログを参考にして、20ツインパワーC2000SHGを2BB化しました。
1BBの時よりも、回転が良くなっと実感いたします。
そこで教えていただきたいことがあります。
2BB化した際に、ラインローラーが左右に動きます。(遊びがある)
この場合、「遊びがなくなるギリギリ一歩手前」まで、シムを追加する方が良いのでしょうか?
個人的には、このままで問題ないと思うのですが・・・
教えていただければ幸いです。
T-MAX様
お問合せありがとうございます。
左右に揺れるのは、そこまで気にしなくても大丈夫です。私自身も少し動く位の方がスムーズにラインローラーが回転すると感じています。
具体的には、実際にルアー等を付けて巻いてみて、不具合があるかどうかで判断してもらった方がいいです。
例えばカラカラと音がする場合は、
・アーム固定軸とネジがハマっていない
・入れたベアリングがゴロゴロ
とかが考えられます。
この場合は再度組みなおした方がいいですね。
ともにぃ様へ
丁寧な返信ありがとうございます。
左右に揺れるのは気にしなくても良いのですね。
実際に使用してみて、様子を確認してみたいと思います。
ともにぃ様へ
2BB仕様の20ツインパワーC2000SHGを渓流で実釣してきましたが、ライントラブルには一切見舞われませんでした。
非常に良好にラインローラーが機能しています。
シム調整は、このブログと全く同じ量で調整しています。
今後の参考になればと思い、報告いたします。
ありがとうございました。
erengeworks様 こんにちは。
satoといいますが、この記事を参考に20ツインパワー4000mhgのラインローラーの2bb化を検討しています。記事では10ステラ2000sの部品を使っていますが、4000番でも同サイズの部品で取り付けれますか?
また、ベールも純正の物に取り付け可能ですか?
sato様
コメントありがとうございます。ラインローラー部は1000番から4000番までは共通パーツなので、4000番にも問題なく合いますね。
以前こちらでいろいろと相談させていただいた者です。自分の18ステラには問題なく装着できました、実釣を何度もしてますがトラブルはないです。ありがとうございます。
それで質問なのですが、他の方と同じようにラインローラーが遊びます。それ自体は実釣でテストしてラインローラーの角度など問題なかったので良いかと思っていますが、このサイトの画像のようにラインローラーの溝がまん中らへんになっているんですね。18純正のようにワンピースベール側に溝を寄せたいと思っていますが、その場合は最後に入れるシム4枚をさらに追加すればよろしいでしょうか?
よろしくお願いします。
アームカム側に出来る限りシムを寄せてみたら、若干寄るかもしれません。
シムの枚数を増やしすぎるとラインローラーが回らなくなります。
私もやったことがないので、試しながらやってみて下さい。