カスタムレポート 04ステラ C3000 オーバーホール(ハイパーチューン)

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04ステラをお預かりいたしました。

メーカーメンテのオーバーホール歴はないそうで、経年利用によるノイズがあるとのこと。ハイパフォーマンスチューンで不具合のあるパーツを基本的に全交換です。

空巻きからギアの摩耗によるのものが大半だと思われます。

全分解

スプールをとり。

ローターを外します。

ボディ内部。

確かにグリスは劣化しているように感じます。

変色してます。

全体としてはグリスは残っているんですが、

ピニオンギアの状態が気になる所。

ローラークラッチにはサビが少し浮いていますが、固着などはなし。

全体の汚れ自体は少ないですね。

バラシ完了です。

やはりギアノイズ、コロコロとした巻き感ではありますが、パーツ類の状態は良く、キズも少ないです。ドライブギアの摩耗が確認出来るので、ギア交換ができるといいのですが、供給が無いため別のリールなどからギアを持ってくるしかないという状態です。

06TPMg、05TP、06セフィア、07ソアレ辺りだとギアの互換性がありそうですが、HGだと中間ギアなども一式交換が必要になりそうですし、パーツ取りの本体が中々見つからないかもしれません。

組み上げ

順番に組み上げていきます。

ボディ内部

ベアリングですが、全体的にへたりが出ていたので交換します。

シマノ純正S a-rbです。

ピニオンギアを研磨します。

クロスギアはシマノ純正グリス。

ベアリングはボアードグリスで。

ドライブギアはIOSギアグリスで仕上げます。

ゴロツキが緩和されるといいんですが。

ばらす時と組み上げる時の注意点ですが。

このピン。

ラジオペンチなんかで引っ張ると抜けます。

組み上げは差し込み方向に注意してください。ボディがきれいにハマりませんので。

ローター

ローターの分解と組み上げです。

バラして洗浄。

煤のような汚れです。

アームカムのクリアランス調整にシムを追加します。

4×6×0.1mmのシムを追加。

スキマもなくなりました。

シム調整

ピニオンギア上部、ローターナット内部のベアリングも交換します。

ピニオンギア上部はS a-rb、ローターナットベアリングは、ヘッジホッグスタジオ製のHRCB-850ZHiです。

どちらも防錆ベアリングですね。

ノイズも無いので、基本的にはオイルチューンで仕上げます。

ボディ内部のシムの調整を3回程しました。

0.12mmのシムを交換(実測すると0.12mmでしたが、0.125mmという規格があるんでしょうか。)

0.05mm+0.025mmを1枚づつ入れてみて。

組みます。

ローターナットベアリング交換。

クリアランスがあったので、0.05mmを2枚で。

これでもわずかにガタツキを感じるので結局元に戻しました。

ハンドル

続いてハンドルノブの調整。

ベアリング2点交換のつもりで開きましたが、根本のベアリングは固定式でした。

シムのサイズを見直して組みます。

シマノ純正のハンドルノブのワッシャーでないとクリアランス調整が無理でした。内径5mm、外径6.8mm位でないと入りません。汎用だと外径7mmのものしかないので、入りません。

4mm×6mmのシムは、ハンドルノブとベアリングが噛まずに調整不能となります。

0.1mmと0.05mmmを追加しました。

スプール&ドラグノブ

続いてスプールとドラグノブです。

スペアスプールもご依頼頂きました。

バラして洗浄。

ドラググリスを添付。

ドラグノブもグリスアップ。

組み上げて完了です。

ラインローラー

続いてラインローラーです。

MTCWの零に変更されております。

ベアリングをS a-rbに変更して、組みなおします。

純正のラインローラーワッシャを入れて組みましたが。

テストするとシャラシャラと音が鳴るので再調整。

シムを1枚抜いてラインローラー座金に変更。

これで音がしなくスムーズに回るようになりました。

最後に

ラインローラーテストの際に、少し逆テーパーが強いようなので、スプール座金を追加してテーパーの調整をしました。

全体のパーツはきれいで、大きな不具合は御座いませんでした。

回転などもスムーズですが、やはりギアの摩耗によりコロコロとした印象は残ってしまいますね。

ご依頼ありがとうございました。

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