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カスタムレポート 02ツインパワー 3000PG オーバーホール

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前回の05ツインパワーに引き続き02ツインパワーのご依頼有難うございます。

17年前に購入されて、長い間使用していなかったそうで、トータルの使用回数5回未満と言う見事に綺麗な状態でのご依頼となります。

なかなかこの状態の02ツインパワーはお目に掛かれないですね、本当に有難うございます。

では早速作業開始してまいります。

分解

ドラグパーツはこの時点で現在とさほど違いが無い状態まで仕上がっている訳ですね。

ローターナットを外す前に外すときにネジを外します。

ローター裏側を確認した所、汚れがありました。

購入から1年以内の状態と変わらないような綺麗な使用感ですね。

ローラークラッチは汚れありです。

後ほど分解します。

先にボディーから。

ボディーガードと逆回転レバーが一体なので、同時にばらす必要があります。

プラスネジを外すとレバーが取れて。

ボディガードも外れます。

ローラークラッチを外していると、クリックバネという逆回転に切り替える為のバネが吹っ飛びやすいので注意です!!

ボディ内部ですが。

汚れがないですね。

グリスの量は多いのと若干乳化気味ですね。

ギアはもちろん削れたりはしていないです。

ピニオンギアも汚れもほとんどない。

ウォームシャフト(クロスギア)を外すします。

中間ギアとか、摺動子ガイド等、綺麗なもんです。

ボディガードを止める為にナットが2か所埋まっているので紛失注意です。

グリスを落として組んでいきます。

ベアリングも劣化はなさそうです。

洗浄完了。

ギア付近。

ボディ。

摺動子周辺。

組み上げ

ベアリングはシマノ純正グリスを充填します。

組んだ際に、そのままだとノイズがするので、ボアードグリスで少し粘度を上げました。

シマノ純正グリスは、馴染むとノイズ消えるんですがすぐには馴染まないんですよね、数回使用しないと。

ボディー内部

オイルのみを使用している箇所ですが、摺動子ガイドとウォームシャフトの上下のブッシュ付近のみですね。

ドライブギアのシムは0.025mm程度追加。

僅かにガタがありましたが無くなりました。

詰めることで少しノイズを拾います。

ガタツキがわずかにありながらも、軽い巻回転が良ければあまりシムを詰めすぎると良くないですね。とは言っても今回は詰めた方がよさそうです。

ドライブギアはIOSギアグリス。

粘度高めです!優れた潤滑性、クラス最高水準の対荷重性、ソルトでも安心して使える優れた防水性能、100%化学合成ならではの極寒から真夏の炎天下、そして風雨にさらされ続けるリールの心臓部とも言えるメインギアを守る、ハイスペック・ギアグリスです。

内部はこんな感じに。

メインシャフトと中間ギアはボアードグリスの一番緩いものを添付して、スムースな駆動をするように調整しました。

ボディ組み上げは終わりましたので、続いてローラークラッチです。

ローラークラッチ

ご覧の通り

さびが出ていました。

影響のある個所ではなかったので大丈夫です。

裏面も少しサビがあるので、磨きました。

表にはバリが出ていますが、玉に接触するわけでもないので、影響はほとんどないと思います。

オイル充填して。

組み上げ完了です。

ラインローラー

2BB仕様です。

ラインローラーを磨きます。

綺麗になりました!

ハンドル&ハンドルノブ

グリスアップで完了。

ドラグノブ&スプール

ドラグノブもばらします。

不具合は特になさそう。

スプール(+予備)

カーボンワッシャーです。

しっかり洗浄してドラググリスを添付しました。

まとめ

中も不具合はほとんどなくて、一部サビがありましたが、通常使用では問題になるようなところではなかったです。

クリアランス調整もベール部に1枚とドライブギアのみだったので、劣化ではなくて組付けの精度による点が大きいと思われます。巻き感も軽すぎず、軽快にしっとりとした巻き心地になるよう調整しました。

ご依頼ありがとうございました。

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