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カスタムレポート 16ストラディックCI4+ C2000S オーバーホール(フルBB化&DLCラインローラー&軽巻きチューン)

オーバーホール依頼
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ストラディックCI4+C2000Sをお預かりしました。

自分も所有していた番手です。

触ってみて、これより良く出来るかなと思う状態(良い意味です!)ですね。スプールはソアレCI4+を使用されています。

3年程前に購入ということなので、丁寧に使用されていたんだと感じます。

スプール&ドラグノブ&ドラグパーツ

不具合は皆無です。

洗浄してグリスアップ。

ドラグノブも特段汚れなし。

音出しラチェット等、問題なし。

洗浄注油完了です。

ハンドル

既にベアリング追加されています。

クリアランスはバッチリ。

ノブのベアリングが少しシャーシャーといってますが、ノイズを低減させるようしっかり目にオイルアップしておきました。

ノブ自体が軽いので、ノイズを拾わない程度であれば問題なしですね。

ローター&DLCラインローラー交換

続いてローター付近。

ナットに汚れが。

完全にシーリング出来ていたようで、内部への侵入は、ローターカラーと。

ローラークラッチインナーのみ。

その他の侵入は見られませんでした。

ローターパーツを全バラシ。

汚れは少な目。

2BBにてDLCを入れます。

オイルチューンですね。

ローター組はシムを追加して、クリアランスを詰めておきました。

完了です。

続いてローラークラッチの玉抜きをします。

軽巻きチューンですが、ローラークラッチの玉を3点抜きます。

組み上げて完了です。

ボディ

グリス汚れはそこそこあります。

変色しています。

洗浄はサクっと終わりました。

汚れはやはり少ない。

少し驚いたのが、ベアリングです。

ボディ4点ですが、汚れを取ると回転がスムーズなんです。かなり良い状態だと思います。

※左端の2つは交換するものです。

まずは以下。

ウォームシャフトピン内部。

3*4mmのシムで調整をするつもりでしたが、結局以下3.1*5*01mmのシムをピンとベアリングの間にかまして調整。

軽巻きチューンですが、ベアリングにはグリスを適度に注入してオイルで調整しました。しっとりしていながらも、巻き感を軽くということなので、グリスを抜いてしまうと印象が軽くなりすぎるでしょうし。

それからウォームシャフトはわずかにグリス。

その他は粘度が高めのナノトリートメントオイル。

ドライブギアへのIOSギアグリスはこの程度。ほとんど付けない方がいいですね。

粘度高めです!優れた潤滑性、クラス最高水準の対荷重性、ソルトでも安心して使える優れた防水性能、100%化学合成ならではの極寒から真夏の炎天下、そして風雨にさらされ続けるリールの心臓部とも言えるメインギアを守る、ハイスペック・ギアグリスです。

組みます。

一旦完成です。

結局、納得できないポイントがありました。

ハンドルの遊びですね。

作業前より若干クリアランスが空いた感じがしました。ほとんど分からない位ですが、元々の組付け精度も良くて、ボディ内部のグリスやケミカルの調整である程度良くなる状態でした。

再調整

調整したのが、これですね。

0.01mmのシムですが、ドライブギアの横ではなく、ボディとベアリングの間にかましました。

絶妙なサイズで、まあ、うまくいったかどうかというところ。(正直ほとんど分からない程度のガタツキだったので。)

ピニオンギア下部の遊びを埋めておきました。こちらは0.1mmを2枚。

まとめ

お預かりした個体は、状態が良かった為、より良くしようと思っていつも以上に細かくチェックしてやりました。

ピニオンギアの詰める効果は正直な所、ストラディックCI4+ではあまり感じ取れないかもしれませんが、精密に調整することで、巻き感が絶妙に軽くなります。今回、作業を終えて、軽くなったとは思いますが、継続使用していくとさらになめらかになっていくと思われます。

ありがとうございました!

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