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カスタムレポート 16ヴァンキッシュ 2500S オーバーホール(ハイパーチューン)

オーバーホール依頼
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16ヴァンキッシュ2500Sをお預かりました。

ハイパフォーマンスチューン(ハイパーチューン)のご依頼です。

ラインローラーの不具合があるそうで、DLCラインローラーに交換希望です。初見としてはハンドルノブのガタとハンドル自体の僅かなガタがあります。

巻き感はそれほど劣化していないと思います。

2世代目以降のロットだと思いますが、非常に状態が良いです。

自分が所有していたヴァンキッシュと同じ2500番ボディなんですが、内部が違う印象なんですよね。

お預かりしたのが2016年8月製ですが、自分が所有していたのは2016年12月製。

見直しのタイミングと被り、自分が所有していたヴァンキッシュのパーツがデチューンしたんじゃないかと言う印象でした。(手元にないので検証のしようがない訳ですが。何でも最新年度が良い訳ではないですね。)

ハンドル

ガタツキの原因はこれです。

シムですね。外径0.6mmですが、うまくかからないのです。

外径7mmに合わせるといいです。

ただし、外径7mmだと入らないハンドルノブも存在しますので、その点は要注意です。

汚れはこの程度です。

スプール&ドラグノブ

全分解して洗浄です。

ドラグワッシャーにグリスを。

組み上げて完了。不具合なしです。

ローター&ローラークラッチ

続いてローター周り。

ナットに汚れがありました。

ボディ内部への侵入を防いでいるようです。

なお、ローラークラッチが15TPよりも軽量化されて作られているんですね。

この板がジュラルミン製?CI4+製?カーボンのような印象ですが、通常だと少し重いですね。

DLCラインローラー2BB化

回転が問題なければ2BBで組みます。

ラインローラー部は汚れが結構ありました。

洗浄します。

2BB化完了です。シーリングはグリスですが、内部はオイルチューンにしています。

ローター完了です。

ボディ

最後にボディ。

ギアは変色していますが、特に摩耗は見られません。

多少のへたりはあるんでしょうね。交換するのもアリですが、個人的にはまだ使えると思います。

ギアボックス内の汚れはそれほどでもない。

シーリングが機能しているんですね。オーナーさんの手入れが丁寧にされているんだと思います。

グリスは劣化していました。

洗浄は2度行いました。

ベアリングのグリス汚れが強く、ギアと同様へたりがありましたが、再度グリスでチューニングした所、ある程度良化します。

普通にまだ使えるので、この辺は好みです。

交換すればなめらかにはなりますが、何気に多少のざらつきなどはすぐに発生しますね。

ピニオンギアの汚れは研磨しました。

シム調整

ドライブギアには0.01mm(大きいシムです。)のシムを追加。

かなりの精度で組めていましたが、僅かに遊びがある状態で、0.025mmを減らして、0.05mmを入れたらきつ過ぎるという精度。

ウォームシャフトピンはグリスアップ。

IOSギアグリスを少量。

粘度高めです!優れた潤滑性、クラス最高水準の対荷重性、ソルトでも安心して使える優れた防水性能、100%化学合成ならではの極寒から真夏の炎天下、そして風雨にさらされ続けるリールの心臓部とも言えるメインギアを守る、ハイスペック・ギアグリスです。

組みます。

仕上げ

ロータークラッチのセンター出しをして。

完了です。

ありがとうございました!

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