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カスタムレポート 18ステラ1000SSSPG オーバーホール(その1)

オーバーホール依頼
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最近18ステラ、19ヴァンキッシュ、20ツインパワーの依頼が多くなってきました。

21年初めの依頼は18ステラです。

ノイズが気になるということでご依頼頂きました。

オーバーホール

ノイズを取るためのオーバーホールです。ばらしていきます。

ローラークラッチインナーの向きが逆??

恐らくどっちでもあまり関係ないですね。

ギアもきれいと言えばそうですが・・・。ドライブギアのグリスの残り方が気になるといえばそうですね・・・。

中間ギア(マイクロモジュール)周辺ですが、グリスは重くなる原因になりやすいですね。

ベアリング、中間ギアはオイルチューンで。

ドライブギアのシムです。

径の小さい1枚はオーナー様がピニオン上部に追加されたものですね。

通常はこのシムがピニオンギア上部のベアリングに入っていることが多いです。

ここですね。

このシムの役割はベアリングのみをかさ上げします。また、ピニオンギアがベアリングに干渉するのを避ける役割もあります。

ただ、今回はここではなかったみたいです。

シム調整

では順番にスレ音の原因になりやすいウェーブワッシャーを平シムに交換していきます。

ウォームシャフト下部のベアリングの下に入れて、クリアランスを取ります。

0.35mm(0.3mm+0.05mm)を入れましたが、少しきついです。

今手持ちの0.01mmがないので、0.3mmにしておきます。(記事を書いている段階では仕入れ済みとなります。)

続いて、中間ギアのシムですが、

ここ、何気に重要で、ピニオンギアのクリアランスを丁寧に詰めていないと一緒に中間ギアLも一緒に動いちゃうんですよね。

カタカタしない程度、かつスムーズに回転するレベルに調整します。ここでは0.05mmのシムに入れ替えています。

ウォームシャフトは緩めに調整します。

ボアードグリスのLDGです。

続いてピニオンギアですが、

下部のウェーブワッシャーを抜いて0.3mmのシムをいれて。

上部には0.05mmのシムを入れます。

ベアリング抑え板で押さえてから、ガタツキをチェック。

最終的には、ベアリング外径のシムは不要でした。

0.03mmのシムを入れてテンションを抜きましたが、それでもノイズが出る状態です・・・。

ノイズの原因

下部のベアリングをミネベア製に交換し、ドライブギアにIOSグリスを添付したところ、ノイズが一瞬消えました。

ギアには薄くでいいんですよね。

多いと重くなる。

で、その他のギアに問題があるのかどうか特定するために、中間ギアを抜いてドライブギアとピニオンギアのみで回転チェックしましたがノイズがありました。

恐らくギアですね。

色々テストしてかなり時間が掛かりましたが、ギア2点の問題のようです。

あとは、ローターカラーの内側にグリスがあったので、洗浄しておきました。

念のためローラークラッチもばらして洗浄しておきます。

やはり問題なかったようです。

ギアが届いてから、再調整します!!

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