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カスタムレポート 19ヴァンキッシュ3000MHG オーバーホール

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19ヴァンキッシュと17スコーピオンDCをお預かりしました。

ノイズがあるということで出来ればなくしたいということでご依頼頂きました。

新品購入から1か月程度、10回使用ということですが回転はスムーズでかなり軽い印象です。

オーバーホール

ボディ内部を確認します。

グリスが多いんですが、巻き重りにつながるような付き方をしていないので、巻き感が軽いんですね。

メインシャフトは付着なしで、ウォームシャフトピンにたっぷりと付いている状態。

ドライブギアもグリスは少なめです。

特に不具合はありませんが、汚れがありました。

バラシて洗浄します。

状態は新品とほとんど変わりません。

グリス汚れは少しあります。

ベアリングをチェックします。

完全洗浄してから、シマノグリス(DG06)を充填します。

ウォームシャフト下部をベアリング化します。

ここはベアリング交換の際にシム調整します。

0.3mmと0.05mmのシムを1枚ずつ追加します。

シム調整

その他もシム調整します。

中間ギアのシムもウェーブワッシャーです。

これも入れ替えました。

(結局うまく決まらず、最終5度ほど組みなおしましたが、0.2mmを1枚+0.01mmをシムを2枚)

ピニオンギア下部も入れ替えます。

これは0.15mm→0.3mmに交換。

ドライブギアはそのまま組んでみます。

ボアードグリスDELTAです。

1回目である程度ノイズの原因は特定できました。

ノイズの原因

ピニオンギア上部のベアリングがシャーシャーなっていました。回転はいいんですがノイズがある状態。

ミネベア製に交換してみましたが、精度の問題でブレがある状態でした。

シマノ純正があったので、それを入れるとベアリングノイズが無くなりました。

ピニオンギア上部についてもシムを入れます。

0.05mmだときつくて、0.03mmだと遊びがある状態です。

ピニオンギア上部のベアリングをオイルチューンに見直ししたタイミングでギアグリスをIOSギアグリスに変更。

粘度高めです!優れた潤滑性、クラス最高水準の対荷重性、ソルトでも安心して使える優れた防水性能、100%化学合成ならではの極寒から真夏の炎天下、そして風雨にさらされ続けるリールの心臓部とも言えるメインギアを守る、ハイスペック・ギアグリスです。

少しカタツキがあるのでシム追加します。

0.01mm追加しますが、少しきつい状態です。

外シムの0.01mmを追加してみました。

スレ音とマイクロモジュールのノイズが少し残ってしまっていますが、回転は元々軽く良い状態でしたが、ガタが無くなりレスポンスが上がりました。

ありがとうございました!

再調整

少しおいて巻いてみたら、ノイズが出ています。

軸がぶれる時があるみたいで、ドライブギアの芯だし??が必要なようです。

こういう症状は中々ないので、ドライブギアのクリアランスを少し多めに取り、ピニオンギアの遊びを無くします。

ローターがずれる時にメインシャフトが少しずれてベアリングに干渉しているようです。ドライブギアに遊びが無いことで、ずれた状態で固定されてしまいます。

それを防ぐためにウェーブワッシャーなんですかね。

この辺は賛否が分かれますが、現状はハンドルに少し遊びを感じると思いますが、軸ブレを起こさないこと、リトリーブの軽さを優先した調整にしておきました。

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