カスタムレポート 20ツインパワー C3000MHG ローラークラッチの組み上げ&調整

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20ツインパワーC3000MHGをお預かりしました。

ローラークラッチがバラバラになってしまったとのことで、組み上げ依頼です。

なお、購入時より購入時よりシャラシャラと音がしていたので調整も含めてご依頼となりました。

まずはローラークラッチの修繕から。

上下逆なんですが、この状態で作業します。取り外した際もこの状態で置いておく方がいいですね。

組み方は合っているですが、

花びらの輪っかみたいなのが、裏表逆なんです。

目印はこれですね。

組み終わりました。

ローラーの異音がする場合ですが、粘度の低いオイルを添付すると音が消えます。

粘度が高い場合やグリスだと逆回転の原因になりますのでご注意を。

バラしていきます。

ボディを開けてから、摺動子ガイドを外して。

ギアの外シムが歪んでました。

追加された0.01mmのシムですが、外シムが合計3枚、1枚多い可能性があります。

0.025mmですが、ピニオン上部のベアリングの底上げに使いました。

1枚抜いて、0.01mmも抜き、組み上げてみましたが、遊びが多いので、0.025mmのシムを追加。

内側の方が抵抗が強く出るので、実質ほとんど調整内容は変わらないですが。

グリスが全体的に多いようなので洗浄。

ウレアグリースだそうです。

特にドライブギアへの添付はOKだと思いますが、中間ギア付近には粘度が高すぎるようです。

洗浄完了。

ベアリングも洗浄し、ボアードグリスのLDGでチューニング。

ウォームシャフトはシマノ純正DG06です。

ウォームシャフトもシムを2枚抜いています。0.1mmを1枚残し、ベアリングの内側に0.1mmのシムを追加しています。

ドライブギア、ピニオンギアはIOSギアグリス。

このグリスは少量、薄くでいいです。

多いと重くなるので。

その他、赤い〇にIOS-01を添付。

青い〇には、ボアードグリスのLDGにPTFE配合のオイルで若干粘度を下げて組みます。

ピニオンギア下部にウェーブシムを交換。

0.15mmを曲げているようなので、0.2mmを追加。結局ウェーブシムはヘタってくるとガタの原因になります。

ご依頼者様がすでにカスタムされたステラのパーツ。

ローターナットに入れるベアリングですが、この向きは逆に入れます。どちらでもさほど影響が無いと思いますが。

交換、抜いたシムはこちらです。

ドライブギアは交換、ピニオンギア下部も交換、ウォームシャフト下部の2枚抜いて、一枚追加ですね。

調整にかなり時間が掛かりましたが、軽やかでしっとりとした巻き感に仕上がりました。

なぜかベアリングのノイズが少しありましたが、使用していくにつれてグリスが馴染んで安定すると思います。

ギア鳴りが残っていますが、スレ音は低減できたと思います。

ありがとうございました!

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