カスタムレポート 95ステラ 2000DH 逆回転しないときの原因

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95ステラをお預かりしました。

逆回転レバーが正常に作用しない為、修理依頼となります。

ハンドルスクリューキャップを締め込むと回転が重くなったそうです。

逆回転レバーが機能しない原因

この通り、ストッパーカムというパーツが曲がっています。

よくあるのが、バネのテンションが強すぎて経年劣化で曲がってくるケース。

劣化ではないかもしれませんがずっとテンションが掛かってゆっくり曲がってしまうんだと思います。

そして、組む際に以下のクラッチの切り替え部に合わせられず締め込むと。

より曲がってしまい、こうなると修復はかなり難しい状態に。

通常、少しの曲がりだとUの字に掛かるような形のカラーを作成し、何とか切り替え出来るようにすることが多いんですが、

実際はその後もテンションが掛かるので曲がり切ってしまうことが多いようです。

修復作業

ストッパーカムを取り出してみてもこの通り、かなり曲がっていることが確認出来ると思います。

鋳物なので折れてしまうことが多いので、熱してからゆっくり曲げてやればある程度修復は可能なようですが、どこまで持つかわかりません・・・。

根元をライターで加熱して曲げてみました。

折れずに曲げることが出来ましたが。。。

組み上げの際に、このバネのテンションが強すぎて折れてしまいました!

上記のバネは既にテンションを弱める為に曲げております。

90度より内角曲げるとちょうど良いテンションになりました。折れた写真は焦って撮れていませんが、何とか修復します。

アロンアルファで接着して。

すでにまっすぐ出来ていたので無加工で接着出来ました。

ちょうどハマるか確認。

角度や動きは問題なし。

以下、レバーオンの状態。

バネにテンションが掛かりますので、この状態で折れずにある程度操作性を損なわないテンションにする必要があります。

以下がオフの状態(逆回転しません。)

元々150円のパーツなんですが、生産終了でどこにも売っていないので、代替品を見つけてくるか修復するしかないです。

このまま使用すると強度的に不安なので、補強します。

ウエスを張り付けて、スレッド糸を巻き付けてからエナメル樹脂でコーティングしました。

むき出しで見ると少し不格好ですが、機能性は損なわれず強度補強が出来たと思います。

内側も干渉箇所はなさそうです。

レバーの使用感は正直な所、頼りないですが切り替えの機能は何とか復活しました。ストッパーカムを負荷を加えない限りは壊れないと思います。

オーバーホール

メンテナンスをきちんとされている方でしたので汚れなどもなくスムーズに終わりました。

ギアも綺麗。

汚れもあまりないです。

ローラークラッチも大丈夫ですね。

シマノ純正グリスとIOSギアグリスで粘度調整して組み曲げます。

ローター組も汚れがほとんどありませんでした。

ドラグノブ。

スプールはドラググリスもそのままにしています。

軽く清掃しておきました。

最後に

全体的に状態が良い95ステラだと思います。

申し訳ございません。

出来れば折れずに修復したいんですが、ストッパーカムの問題は修繕が非常に難しいです。

ただ、何とか使えるレベルまで復元することが出来ました。

中古品で入手するのも大変ですが、もし入手出来れば、元通りに出来ます。

普段からバネのテンションを少し調整しておくと曲がるリスクが減ると思います。またローラークラッチ取り付け時にカムがきちんとあっているか確認は必須ですね。

ありがとうございました!

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