サハラ3台目のカスタムです。
2000番クラスですが、このサハラはスペックが安定していますね。C2000HGSですが、非常に状態が良いので、フルカスタムを行いました。
もくじ
カスタマイズの内容
カスタマイズは、出来るところをほぼすべて。
・ハンドタップによるねじ切り
・ワンピースベール化
・ローターバランスの調整
・コアプロテクト(ボディパッキン)の移植
・コアプロテクト(ラインローラー)の移植
・ハンドルノブの2BB化
(⇒ハンドルノブのBB化の作業は割愛しています。)
ただ、状態が良いというのも、ラインスペックは0.6号位のPEが一番しっくり来る印象。
0.3号から0.4号等のライトゲーム用だとパワーが強すぎるような印象です。
ハンドタップによるねじ切り
手順を記載しておきます。
付きました。
内側から見た場合。
垂直に入るときれいにねじ切ることが出来ます。
フタ側の方が難しい。
内側から垂直に入るように調節して。
無事貫通。
こちらも無事につきました。
内側から見た場合。
ネジ山が出来ていることがわかると思います。
ハンドルは3.5mmのネジで固定します。
作成方法はこちらに掲載しています。
ワンピースベール化
流用するパーツは15ストラディックの同じ番手か近い番手のベール組とアーム固定軸の2つです。
上が単純にBB化するときのパーツで、市販のベアリングやアルミカラーやシム等を用いて調整します。今回は、下の15ストラディックの純正のラインローラー(コアプロテクト仕様)ものを移植します。
完成したベール組です。
15ストラディックのベール組との自重はほぼ同じです。
アームカムの自重も違いがあり。
17サハラC2000HGSは1.7gですが。
15ストラディック1000Sは2.0gありました。
アーム固定軸に固定するネジを含めて、その差は0.3gです。
17サハラがネジ込で2.2g
15ストラディックはねじ込みで2.5gなので、ネジの重さはほぼ差がないことがわかりました。
ローターバランスの調整
写真の通り、アームカムのすぐしたのローターの目立たない個所に板オモリを貼ることでリトリーブの揺れを改善します。
詳しくはこちらの記事を確認してください。
なお、現在11月6日時点では、ノーマルのベールに変更し、1BB化にしております。
コアプロテクト(ラインローラー)の移植
アーム固定軸を、ワンピースベールの外側から通して。
この3つのパーツを組みます。
左からラインローラーベアリングカラー、ラインローラー(ベアリング一体型)、ラインローラー座金(17アルテグラのもの)
単純に順番に組んでいくと。
あとは、アームカムをかぶせて。
アームカムのカラーが黒なので、元の15ストラディックとは異なり、このような仕上がりになります。
組み上げ(1回目)
グリスとオイルを注油しながら組み上げです。
摺動子ギアを設置。
ベアリングを装着(この段階ではコアプロテクトしていません。)
摺動子とメインシャフトを設置。
ピニオンギアを装着。
ドライブギアをかぶせます。
摺動子ガイドを入れて。
ボディとフタの接地面にグリスをつけて、シーリングします。
フタのベアリングを装着。
閉じます。
ネジ3本を締めて。
ボディガードをかぶせます。
ローラークラッチをかぶせて。
ローターリングを噛ませます。
ワンピースベールを設置したローターを設置。
ローターナットを締めて。
ローターナットが緩まないようにリング?座金を止めて。
スプール受けを設置して。
完成です。
完成(外観)
アームカムをストラディックのものを合わせてみると。
やはりカラーリングはいまいちですね。
コアプロテクト(ボディパッキン)の移植
一度組み上げましたが、再度コアプロテクトを搭載します。
ハンドルの両側に設置するパッキン。
左側が外側になるように、内側から設置します。
パッキンが無いとベアリングが見えていますが。
パッキンを装着するとこの通りベアリングが露出しません。
継がOリングですが、クラッチとボディの間に噛ませるゴムリングです。
スキマが無くなります。
クラッチのネジを先に閉めてしまいました。
クラッチの内側にもパッキン。
ネジを取って、金属の板を噛ませると、クラッチの上にあるパッキンが取れない様になります。
でローターリングは左から右のものに交換します。
被せるだけ。
露出箇所が限りなくなくなっていきますね。
ローターをかぶせて。
ナットを締めて。
パッキンをかぶせます。このパッキンは少しオシュレートに抵抗を与えますね。
ローターナットにパッキンをかぶせて。
リテーナをかぶせます。
ナットを調節しながらネジが入るところまで締めます。
大きいネジ穴の方に合わせてください。
コアプロテクト化でした。
すべての作業を終えて、222.5gでした。
以上です。
数回使用後のインプレッション
改造しながら、大体5~6回位使用しました。
17サハラ、17セドナ、16ナスキーは個体差の問題で、この個体は15ストラディックに引けを取らない快適さがありました。
なお、良いと直感的に感じたのは、ベールの開閉。
すごく気持ちがいいです。
ローターバランスの調整が必要だったので、その点は少し残念ですが使っていても気になりませんでしたね。
Sカムギア構造でねじ込みハンドルではないので、ギアのかみ合わせやガタツキは負けてしまいますが、リーリングの素直さが直に感じ取れる個体です。
ほんのわずかにスレ感があり、巻き重りはほぼなく、HGですがリーリングは軽めです。
ギアの強さが出ているので、ライトゲームはドラグ調整をうまくすれば、基本的には楽勝のスペックです。
アジングのジグ単も出来なくないですが、強みが生かせないと思います。
ULSJとかSLSJとかが良いかもしれません。
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