前回までは基本的なスペックの確認を行いました。今回は各改造のポイントや実釣での印象等を含めたインプレッションをご紹介します。
もくじ
13ナスキーのT字ハンドルノブの交換
13ナスキーのハンドルノブと17セドナのハンドルノブを交換してみました。
釣行前から感じていましたがちょっとガタつきますね。やはりクリアランスワッシャーで調整が必要です。あとワインド中心だとT字型のほうが扱いやすいと思います。
13ナスキーのハンドルノブがT字型なので交換です。
![ハンドルノブ](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2017/10/IMG_6363.jpg)
交換手順
早速交換してみました。
![キャップを外す針金](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2017/10/IMG_6367.jpg)
針金をハンドルノブのキャップの穴に入れて、引っ張ると取れます。
![キャップ](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2017/10/IMG_6368.jpg)
こんな感じです。
取れた穴にプラスドライバーを入れて、ネジを外すとばらせます。
![ハンドルノブの部品](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2017/10/IMG_6369.jpg)
部品は、ハンドルノブ、ネジ、カラー2つです。13ナスキーにはワッシャーが一枚ありました。
![交換したハンドルノブ](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2017/10/IMG_6370.jpg)
無事交換完了しました。
クリアランスですが、17セドナも13ナスキーともどちらもガタが無くしっくりきました。
たまたまですがワッシャーで調整は不要でした。
巻き心地も問題なしです。
13ナスキーのスプールの流用について
公式では互換性ありなんですが、個体差があるのかもしれません。
17セドナ2500HGに13ナスキーC3000のスプールをセッティングしていますが、ドラグノブがベールに干渉することがわかりました。
![ベール干渉1](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2018/01/IMG_6832-1.jpg)
なお、ドラグノブは13ナスキーのものをそのまま使用しないと装着できません。
スプールが最も上にくる時、ドラグの向きとベールの向きよっては、ベールを起こす際に引っかかってしまいます。少し巻くとベールを難なく動かせるので、使用感としてはちょくちょく面倒だなと思うくらいの事です。
ただ、ストレスなく釣りがしたい方からすれば、非常にわずらわしいと思います。13ナスキーのスプールを17セドナに流用することを検討している方はご注意ください。
ドラグノブのつまみが高くなっているので、引っかかっていますね。
![ベール干渉2](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2018/01/IMG_6833-1.jpg)
デザインのフィット感はバッチリなんですけどね。
17セドナと17サハラの違い
17セドナと17サハラはスプールもほぼ違いないですし、全体を見てもほぼ同じ作りです・・・。
では違いは何か??
それは以下2点となります。
これは、ベールを上げた際にローターが固定されて回らない仕組みをローターブレーキと呼んでいます。
X-SHIPによる違いは、ピニオンギアの下部がベアリングかそうでないか。
なお、ピニオンギアの下部のボールベアリングが一つ少ないだけなので、ベアリングを自分で追加することで、数百円のコストでX-SHIP仕様にカスタマイズできます。
ベアリング追加(X-SHIP化)
以前ベアリングを追加カスタムしていた16エアノスのあまり巻き心地が良くならなかったので、16エアノスにセッティングしていた5×8×2.5のベアリングを外し、カラーブッシュに戻しました。
そのベアリングを、今回17セドナ2500HGのピニオンギアの下にセッティングしてみました。
![17セドナ2500HG分解](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2017/10/IMG_6371.jpg)
リールをバラいていきます。
![ネジを外す](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2017/10/IMG_6372.jpg)
ボディのネジを外して。
![17セドナ2500HG ボディ内部](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2017/10/IMG_6373.jpg)
フタを空けたところです。
![ドライブギア比較](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2017/10/IMG_6374.jpg)
ドライブギアです。
左が17セドナ2500HG、右が16エアノスC3000です。
ギアそのものの形状が異なる為、16ナスキー、17セドナ、17サハラ等のHAGANEギア搭載シリーズのギアを、13ナスキー、15セドナ、16エアノス等の亜鉛ギアのものと交換することは不可能であることがわかりました。
![ピニオンギア比較](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2017/10/IMG_6375.jpg)
ピニオンギアです。
右が17セドナ2500HG。
左が16エアノスC3000。
こちらも形状が異なりますので、相互に入れ替えは不可能ですね。上部にあるプラスチックのものが、カラーブッシュです。
![カラーブッシュとボールベアリング](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2017/10/IMG_6376.jpg)
ボールベアリングとカラーブッシュを並べてみます。
![ピニオンギアにベアリングをセッティング](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2017/10/IMG_6377.jpg)
ベアリングを装着しました。
4BBの巻き心地
結論として、17セドナを4BBにすることは、ほぼ自己満足の世界です。
実際に巻き感が良くなったという印象はありますので、ベアリングを追加するメリットがあるのは間違いないと思いますが、元々かなり完成度の高い巻き心地だったので、劇的な改善をしたと言えるレベルではないですね。
なお、
17セドナと17サハラを使用した際のフィーリングに関しては、本当に違いを感じることが難しいと思います。
まとめ
17セドナ、17サハラの明確な違いとして、デザインの違い、ローターブレーキの有無が大きいです。
ローターブレーキがなくてもOKだよっていう方からすると、ベアリング有無(X-SHIPかどうか)がありますが・・・
17セドナと17サハラはもうほぼデザインの違いのみですね。
X-SHIPですが、長期間使用すると差が出てくる可能性はもちろんあります。ブッシュだと変形、ゆがみ、摩耗が発生するのでガタが生まれることも。ベアリングは金属なのでゴロツキを除くと摩耗や変形による劣化スピードは遅い可能性が高いです。
17セドナ2500HGの鱗付け
更新してませんでしたが、鱗付けの記事です。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/c62c9b3eb47ae88a0eb2351a8510587b.jpg)
鱗付けからかなり釣ってます。
メインは太刀魚ワインドですが、使用感は、少しシャリ感があります。このシャリ感は個体差だと思います。巻きはじめの重さに関しては、想定通りでシマノのHGやXGにある特有のものだと思います。
アジングなどはちょっとしんどいですね。
水没とメンテナンス
一度水没させてしまいましたが、分解清掃したので問題なしです!
簡易的にでも、水没したら分解清掃した方がいいですね。
1週間くらい放置してしまっていたので、ハンドルに少し塩が浮いてました・・・。
ギア部には浸食はなかったのですが、グリスオフしてオイルメインのチューニングに変更したら巻き心地が良化しました。
17セドナのスプールを13ナスキーのボディーにセットしてみた
セドナ2500のスプールを13ナスキーにセットして淀川へ行ってきました。釣果なしでしたが、良い感じでしたよ。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/36eedc085a56b79d23fd649762109efc.jpg)
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