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18セフィアBB グラデーションカラーを生かしたカスタマイズとマグナムライトローターチューン!!

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18年の秋にリリースされたセフィアBBとソアレBBですが、従来からBBシリーズを使用していた方からすると、今回のバージョンは少し残念な気持ちになった方も多いと思います。

そんな方にはぜひ一度試してもらいたいカスタマイズを紹介致します。

シマノ「18セフィアBB」を入手!2018年秋に一新したセフィアBBの特徴を解説!!
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※前回記事はこちら。

その前に、18セフィアの立ち位置を確認したいと思います。

18セフィアBBの立ち位置は?

17アルテグラの上位機種である18セフィアBBですが、シマノのスピニングリールの全ラインナップの中でもほぼ中間的なスペックのリールなんです。

上には15ストラディック、下には17アルテグラ。

それぞれのボディ内部の構造上の違いはほぼ無く、ワンピースベールが譲れないというのであれば18セフィアBBが候補に挙がってきます。

ワンピースベールだけでなくハガネボディ、リジッドサポートドラグなどが搭載されているモデルが良ければ15ストラディックですね。

今回のリリースでわかったことなんですが、基本構造が17アルテグラと同じということです。

少し話が変わりますが、

下位機種と17アルテグラの違いですが、クロスギア搭載モデルかどうかという点。

実は、この差が非常に大きく17アルテグラはエントリーモデルとは一線を引いた形となります。

そして、17アルテグラのウィークポイントがワンピースベールではないこと。

ほぼ見た目の問題だけですが、この点を気にする方は結構多く、この点をカバーしたモデルが18セフィアBBということなんです。

そして、18年以降のBBシリーズは17アルテグラをベースとした開発になると思われます。

マグナムライトローターの価値

従来モデルでは、マグナムライトローターが搭載されていました。

しかし、現在のラインアップではマグナムライトローターは上級機にしか搭載されなくなっています。

言うまでもなく、18セフィアBBはマグナムライトローターは非搭載であり、そのことが購入の足踏みする一番の理由となっています。

なお、シマノ公式のHPでは、クイックレスポンスシリーズの中でも13ソアレBBが最下位の機種となり、13セフィアBBは公式ラインナップから外れてしまいました。

15年以降にリリースされたクイックレスポンスシリーズは、16ストラディックCI4+がエントリーモデルとなります。

実売価格、約2万円です。

その機種をベースに、

17セフィアci4+

17ソアレci4+

等リリースされており、ベアリング数などは多少違うなどありますが、基本構造はほぼ同じ。

つまり、16ストラディックCI4+が、マグナムライトローター搭載のクイックレスポンスシリーズのベースになったということが読み解けます。

そして、CI4+素材を使用したマグナムライトローターの価値が以前よりも高くなったということですね。

マグナムライトローターカスタム(クイックレスポンス化)

中途半端な立ち位置の18セフィアBBですが、マグナムライトローター搭載する方法はあります。

13セフィアBBのローターを18セフィアBBに移植することで、

従来のマグナムライトローターでの軽さそのままに、新18セフィアBBを手にすることができます。

これを取り払って。

単純にローター一式を交換するだけ。

18セフィアBBのローター

18セフィアBBのローターとベール組一式ですが、51.3gとなっており、

実は17セドナとほとんど同じ構造なんです。

※ベール組がワンピースベールではないこと、ローターブレーキ・コアプロテクト非搭載等違いはあります。

13セフィアBBのローター

一方、13セフィアBBですが34.4gですね。

この差(15.1g)がクイックレスポンスシリーズたる所以です。

ローターを除いたボディは軽量化している(5gほど軽くなっています。)ものの、このローターが非常に大きい。

やっぱりマグナムライトローターの恩恵を期待してしまいますよね。

13セフィアBBのローターを移植することは、ある意味過去のいいとこ取りであって、現行機種ではかなりの価格帯のモデルになります。

ただし、13セフィアBBを下取りに出して、16ストラディックci4+を購入すれば、18セフィアBBをカスタマイズするのとさほど費用は変わらない可能性もあります。

繰り返しになりますが、マグナムライトローターの恩恵を受けるための敷居が高くなったということです。18セフィアBBを手に入れてカスタマイズする方が若干コスト感は安いですが、16ストラディックci4+の出来はピカイチ。

さて、何を優先するか。

非常に悩むポイントですね。

未検証ではありますが、13ソアレBBと18ソアレBBでもおそらく同じ論理が成り立ちます。

グラデーションを生かすカスタム

前編ではデメリットとして紹介したグラデーションカラーですが、このカラーリングを生かすカスタマイズをご紹介します。

カスタムの動機はカラーリングがイヤというよりも、個人的にはEVAのノブは汚れやすいのであまり好んで使わないようにしています。

ノーマルのノブは樹脂とEVAでできているのですが、

これをアルミ削り出しのZPIのノブに交換すると・・・。

軽量化からの感度向上によりラインテンションの僅かな変化も逃さない、釣果最優先ノブ

ベストマッチですね。

リールスタンドライトも合わせるとばっちりです!!

ZPIのノブとスタンドは16ストラディックCI4+のカスタムのために購入したのですが、18セフィアBBのほうがマッチングしていますね。

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セフィアBB比較

各パーツを比較しました。

全体の自重(ノーマル)

改造した13セフィアBBが236.5g(ノーマルの場合は246.5g)でした。

注意!
13セフィアBBですが、ドライブギアをCFギアに交換している為、10g程軽量化しています。その為、ノーマルの場合は約+10gになります。また15ツインパワーのハンドル+14ステラのハンドルノブにカスタマイズしております。

一方・・・、

18セフィアBBが238g

若干10gほど軽量化しています。

ボディの自重

では、何が重くなったかというと、それはボディです。

18セフィアBBのスプール・ハンドル抜きの自重が156.2gです。

一方、13セフィアBBのスプール・ハンドル抜きの自重が136.6g(約146.6g)です。

おおよそ20g位の差です。(ノーマルだと約10g軽くなっています。)

ベールの自重

18セフィアBBはベール組も少し重いのですが、ベールの感触はいい感じ。

約3.5g程ですが、この小さな積み重ねが大きくなりますが。

ちなみにベール組もそれぞれのローターと交換可能です。

仮に18セフィアBBに13セフィアBBのベール組を載せると少し軽量化します。(あまりニーズが無いかもしれませんが。)

以下の写真の組み合わせ(18セフィアBBのベール組+13セフィアBBのローター)が妥当なラインですかね。

ラインローラーの構造について

従来より、セフィアBBのラインローラーはベアリングが搭載されています。

なお、ベアリングが一体型ではないコアプロテクト非搭載のラインローラーです。

追記(2019/1/22)

シマノに問い合わせした所、ベースである17アルテグラのラインローラーがコアプロテクトであった為、恐らく18セフィアBBもコアプロテクトラインローラーのようです。撥水処理がなされているとのことでした。

ベアリングはs a-rb(防錆ベアリング)ですので、ベアリングの違いではなく、座金の素材がメッキ加工されていることで撥水性能によることを指しているかと思われます。

ベアリング一体型のラインローラーは、ベアリングのみを交換することが出来ないので、一体型よりこちらの方が好きです。

※18セフィアBBのラインローラー部

※13セフィアBBのラインローラー部

シマノスピニングリールのラインローラー周辺パーツの重さ・仕様を比較してみた
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ラインローラーの形状が異なることで、パーツの配置が変更となっています。

ただし、基本的な構造は変わりません。

写真上部が18セフィアBB、下部が13セフィアBBです。

ハンドルの自重(参考)

ハンドルですが、もともと13セフィアBBは純正を使用していなかったのであくまで参考です。

15ツインパワーC3000S+14ステラのTノブです。

29.8gでした。

一方18セフィアBBのノーマルのハンドル。

27.3gとそこまで重くないです。

ボディの内部構造について

殻割りしたボディ内部ですが、予想通り15ストラディックと全く同じでした。

内部パーツはほぼ同じです。

ボディ素材ですが、次の違いとなります。

金属(15ストラディック)

ci4+樹脂(16ストラディック)

樹脂(17アルテグラと18セフィアBB他)

ボディ素材が違うため、内部構造が同じでも巻き心地は全然違います。

金属はカチっとしていて、CI4+は軽くて、樹脂はその中間??位の印象です。

ボディ内部パーツのおける唯一の違いは、メインシャフトの素材です。ストラディックのメインシャフトは、おそらくアルミ製で約半分の重さになります。

ドライブギア(ハガネギア)

ドライブギアは前回説明した通り、下位機種のハガネギアとは違います。

12レアニウムから搭載されているギアですね。13セフィアのCFギア化の際に取り寄せたものと同じでした。

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セドナサハラナスキーのドライブギアですが、これを見るとハガネギアでも全然違うのがわかりますね。

全体の重量(カスタム後)

カスタムした結果の重量です。

まず、CFギアに交換した13セフィアBBに、18セフィアBBのスプールを乗せて、ハンドルを18セフィアのものと交換してみたところ、218gという結果になりました!!

スプールがかなり軽いので、13セフィアBBに乗せてみると性能の良さを体感できます。

そして、13セフィアBBのローターに交換、ハンドルノブ、リールスタンドをZPIに交換した場合で、221.5gとなりました!!

16.5gの軽量化に成功です!

まとめ(後編)

カスタム完了した18セフィアBBです。

試してみる価値はあります。

丸いフォルム。

カラーはマッチしてます。

巻き心地はさすがマグナムライトローター。

廉価版のスプールで対応したマグナムライトローター搭載リール。ただカスタムすれば手に入りますが、本音は廉価モデルでリリースして欲しかったですね。

次回は実釣によるインプレをレポートします。

18セフィアBB 実釣によるインプレと軽量化カスタム(ver01)
かなり時間が経ちましたが、前回までの記事はこちら。 今回は18セフィアを使ってみたインプレと軽量化カスタム(ver01)の内容となります。 軽量化カスタム(ローター置換)によるインプレ まずは、13セフィアのローターを乗せたインプレから。 ...

スプールの活用について(おまけ)

新モデルを購入する際に、以前のスプールが使えるのかも重要ですよね。

その点も検証してみました。

ドラグノブごとであれば、ノーマルの18セフィアBBや、ローターを交換した後の18セフィアBBカスタムVerにも搭載可能。

加えて、スプール互換表だと17セドナとは互換性がないようですが、実際にセッティングしてみると18セフィアBBに乗りましたよ!!

17セドナのスプールは13セフィアBBにも乗せられたので、互換表通りでないケースでも流用可能な場合もありますね。

なお、個体差でローターとスプールが干渉する可能性がありますのでご注意下さい。

コメント

  1. ぽん汰 より:

    初めまして、18セフィアをマグナムライトローター化したくこちらのブログに辿り着きました。
    質問なのですが13セフィアのローターのみ変える事は出来るのでしょうか?やはり一式交換じゃないと出来ませんか?

    • ともにぃ より:

      コメントありがとうございます。
      13セフィアのローターに18セフィアBBのワンピールベールを物理的に乗せる(加工なしで組み込み)のは出来ますが、
      左右のバランスの違いで回転がぶれる可能性があります。(確かブレブレだったと・・・記憶しています。)

      • ぽん汰 より:

        ともにぃ様
        わざわざありがとうございます。
        では13セフィアのローターと13セフィアのペールのみ変えてもやはりブレブレになるのでしょうか?

        • ともにぃ より:

          それだとぶれずに付きますよ。
          少しラインローラーの位置が下がるので、
          ローターカラーの下にシムか、セドナ等のローターカラーをいれて高さを合わせてください。

          • ぽん汰 より:

            ともにぃ様
            何から何までありがとうございます。
            早速やってみます。
            本当にありがとうございました。

          • ともにぃ より:

            頑張ってください!
            分からないことがあったら、また聞いてください。

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