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カスタムレポート 16ストラディックCI4+ C3000HG オーバーホール(水没)

オーバーホール依頼
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水没してしまったということでご依頼頂きました。

水没で回転が重くなる??

回転が重くなる原因はこちら。

ローラークラッチのサビですね。

あとはこちら。

ピニオンギア上部のベアリングのサビ。

この2点が回転を阻害していました。

防水性能について

一方ボディの中身は・・・・?

そうです、ほとんどサビ等は見られないという状態でした。

ギアもそれほどダメージなさそう。

ピニオンギアの下部ベアリングはサビは無いし。

でもまあ、洗浄するとこの通り。

赤いんですよ。

サビですね。

ある程度シーリング出来ているんですが、メインシャフトから伝って水は進入します。ハンドルのベアリングから侵入した形跡はほとんど見られなかったですね。

不幸中の幸いですね、良かったです。

水没でダメージを受ける箇所は?

ローター部は大変ですね。ラインローラーとか錆びない方がおかしい訳です。

塩と砂が付いています。

これを取るのが結構大変なんです。

あとはハンドルはダメージを受けやすい。ベアリングがやはりむき出し同然の状態だからですね。

全洗浄しました。(ハンドル・スプールはまだです。)

まあ劣化したパーツはなさそうです。

組み上げ

さびを落として組みます。

ベアリング4点は交換対応。

きれいになりました!!

中間ギアもグリスでチューニング。

ギアにはIOSギアグリスを。

粘度高めです!優れた潤滑性、クラス最高水準の対荷重性、ソルトでも安心して使える優れた防水性能、100%化学合成ならではの極寒から真夏の炎天下、そして風雨にさらされ続けるリールの心臓部とも言えるメインギアを守る、ハイスペック・ギアグリスです。

ローラークラッチを組みます。

続いてハンドルのスプールです。

ハンドルノブはガチガチだったので交換。

ブッシュも交換しました!!

スプールも全洗浄。

スプールも完了。

ドラグパーツで不足がありました。

なぜか座金が足りないので、追加して組みます。

ベアリングはボディから外したものを流用。

写真には取っていないですが、テーパーの調整をし、逆テーパーだったので、綺麗に巻けるようにスプール座金の調整。

完了しました!!

少しカタツキがありますが、この機種はこれ以上の調整がかなり難しいですね。写真は逆テーパーになっていますが、まき直しておきました。

まとめ

チューニングと修理の違いや線引きは難しいですが、修理対応も大丈夫です!!

ラインローラーはダメかもと思いましたが、ラインの調整をしてみてもそれほど異音もなく回っていました。

まだ大丈夫なので、引き続き状態を注視して使ってもらえると幸いです!!

ありがとうございました!

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