19ヴァンキッシュがリリースされている中、16ヴァンキッシュを購入しました。
購入した番手はC2500XGSです。

なお、19ヴァンキッシュはC2500SXG表記ですけどね。
もくじ
ヴァンキッシュの特徴
どの世代のヴァンキッシュもクイックレスポンスシリーズ最高峰で、軽さ・軽快さがウリ。

ヴァンキッシュというリールは、巻き出しの軽さ、リーリングの軽快さ、タックルの軽量化に、貢献するように開発・設計されているということですね。
そして、第3世代の19ヴァンキッシュですが、そのクイックレスポンスたる所以である自重を、第2世代の16ヴァンキッシュから平均20gも軽量化させてきた事で話題になりました。
シマノはそれだけ軽量化にこだわっているということが伺えます。
フラグシップのステラとは、また違った良さがあるそうで、特にコスパの良さに関しては、ヴァンキッシュに軍配があがるという評価も多いです。
各パーツの重量
それでは各自重を見ていきましょう。

全体
全体の重量は178.9gと公式の175gより僅かに重いです。

ボディ(ローター込)
ALLマグネシウムボディが魅力の16シリーズ。
ローターはCI4+なので、軽量化に貢献しています。

127g。
15ツインパワーC2000HGSの140gに対し、13gも軽い計算になります。
ボディ(ローター抜)
ローター抜きのボディ。

90.3gです。
C2500系統は2500番台のボディですね。
ローター
CI4+素材を使用したNEWマグナムライトローターです。

31.9gとかなり軽量!!
16ストラディックCI4+C2000Sのローターは29.1gです。ストラディックCI4+は同じNEWマグナムライトローターでサイズが1000番台と小さいので若干軽いのですがほとんど変わらないですね。
15ツインパワーC2000HGSも同じCI4+素材ですが35.9gあり、番手が1つ大きいヴァンキッシュの方が4gも軽い計算になります。
ローラークラッチ
低摩擦ローラークラッチで、下位機種と構造はほぼ同じですが、若干中のパーツが異なるようです。

樹脂素材とアルミの違いがあるみたいですね。

9.3gです。
ハンドル
文句なしに軽いです。

19.8g!
50mmのハンドルなので驚きです。
スプール
C2500Sという特殊なサイズ。

26.1g!!
ツインパワーC2000Sが25.8gなので非常に軽いことがわかります。

上の写真を見てもらうと分かりますが、スプールの高さはC3000Sと同じ(ストロークが14.5mm)ですが、直径はC2000Sとほぼ同じ(42mmに対し43mmと僅か1mm大きくなります。)です。
ドラグノブ
C2000Sと同じものとなります。

なぜ16ヴァンキッシュなのか
自分が16ヴァンキッシュを選んだ理由が以下の2点です。
1点目が・・・
2点目が・・・
順番に説明していきます。
ALLマグネシウムボディ
金属ボディを選んだ理由、それは感度が良い方を選択した結果です。
あくまで個人的な考え方ですが・・・、
ボディ構造においてALL金属ボディとハイブリットな金属ボディだとどちらが感度が良くなるか、という問いに対し。
私は、ALL金属ボディの方が感度が優れていると判断しました!!(無責任でごめんなさい、あくまで個人的見解で実際の感度はどっちがいいかは分かりません・・・。)
なお、19ヴァンキッシュはハイブリットボディであり、リールフット側がマグネシウム製、ギアボックス側がCI4+製、だそうです。
そして、自重差ですが・・・。
その差が20gだったので、少し開きはあれど、合わせるロッド(ヤマガブランクスストリームスペシャルです。)から考えると175gでも軽いかなと思ったんです。
ALL金属ボディと感度と自重を考えた時、16ヴァンキッシュが良いなと思えたんですよね。
ロングストロークスプール
そして今回、19ヴァンキッシュへのロングストロークスプールの搭載で新たな発見がありました。
それは、16ヴァンキッシュC2500XGSのスプールで既にロングストロークスプールを体現していたんです。
16ヴァンキッシュですが、スプール径は43mmでストロークは14.5mmとなります。
一方、19ヴァンキッシュは、スプール径は43mmと同じですが、ストロークは13.5mmとストロークはむしろ短くなっているんです。
実はこの点が、型落ちの16ヴァンキッシュを購入する後押しになりました。

スプールの高さはC3000Sと同じで、ストロークが14.5mmです。

一方径はC2000Sとほぼ同じなのが見て取れます。

購入の最後の決め手
最終的には価格ですね。
19ヴァンキッシュは、軽量化の為に金属パーツをCI4+へ切り替えてクイックレスポンスシリーズの意を体現してきました。
その点は非常に素晴らしいことで、自分も出来れば19ヴァンキッシュを手に入れたかったのですが、価格差が27,000円に対し43,000円と約16,000円程の開きがあったので、断念しました。
なぜC2500XGSなのか?
ではなぜ、C2500XGSというスプールの互換性の低い機種を選んだのかというと、この番手はブリームゲーム仕様なので、単純にシマノの戦略に乗っかっただけです。
従来、ブリームゲームで使っていたのは、18セフィアBBのパーツを入れ替えてci4+化・hg化したものだったので、ボディサイズはいいのですが、若干自重が重いというデメリットがありました。

そのデメリットを補う仕様がこの番手。
ローターやスプールが少し小さいサイズなので、止めて巻き出す動きに向いていて、非常に扱いやすい。
XGとギア比が6.4なのでかなり重いはずですが、ローターの軽さによるものか巻き重りもほとんど気にならないです。
不人気機種?
使用頻度の低い中古を購入しましたが、16ヴァンキッシュは、今年の初旬から釣具屋で半額セールを良くやってました。
そして、このC2500XGSの番手は16年製のものがほとんどで初期ロットしか生産していないのではないかと予想出来ます。
確かにプロモーションが難しい機種です。
ブリームゲームだとかなりニッチな売り出しになりますもん。
しかし、今となっては、
ロングストロークスプールであることや、巻き上げ量とのバランスの良さに気付くと、結構ニーズのある番手ですよね。
フロートアジングとか最高の番手。
メバルプラッギングもいけるし。
19ヴァンキッシュC2500 SXGとの違い
19ヴァンキッシュが手元に無いので何とも言えませんが、スペックからわかること、
それは19ヴァンキッシュC2500SXGは、独自設計されたのスプールではなくC2000番のスプールが乗るということです。
ローターサイズそのものが1000番ボディのものを搭載しており、ストロークも1000番と同じ13.5mmに設計されています。
つまり、少々言い過ぎかもしれませんが、
19ヴァンキッシュC2500SXGは、1000SSSやC2000Sなどの1000番台ボディとのスプールの互換性が高まるというメリットを獲得したのと引き換えに、『C2500というスプールサイズがC2000と2500のちょうど中間の位置づけである』という尖った個性が失われたとも言えます。
そして、これもあくまで推測でしかありませんが、『従来の16ヴァンキッシュC2500XGSはマニアックな番手であるため、利益率が悪くてテコ入れが入り、開発コストを抑える為に共通パーツを流用する』という商業的な理由があったのかもしれません。
少々悪く書いてしまいましたが、
19ヴァンキッシュC2500XGSの軽さ(155g)は、もはやアジングのジグ単用にちょうどいいのでは?と思ってしまいます。
そのくらい軽くて、今までの常識を覆してくれます。
ファーストインプレッション
ファーストインプレッション、50mmのハンドルなので55mmのカスタム済みの18セフィアBB改と比べてではありますが、確かに巻きが重いなと。

購入した個体が、生産から3年ほど経ったもの。
実際、長く使われていないものだった為か、ギアの馴染みも悪くノイズがありましたが、

2時間ほどの使用でノイズは低減し、巻き重りも気にならなくなり、ロッドとのバランスの良さに快適にキャストできるようになりました。
公式175g、ラインを巻いてスタンド付けて185gですが、

本当に軽い。
初めて掛けた時はドラグノブが小さくて少々戸惑いましたが、使ってみてドラグの利きも良く粘りもあって最高です。

なるほどブリームゲーム用だなとしっくりきましたね。
まだまだ掛けてみないと分かりませんが、16ヴァンキッシュC2500XGSはブリームゲームにいいですね。
なお、あくまでスペック上の話ですが、また合わせるロッドにもよりますが、19ヴァンキッシュでのブリームゲームの場合、自重的には2500Sの方がいいかもしれません。
オーバーホールしました!!
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