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シマノ スピニングリール『21アルテグラ』全分解します!(その1)~インプレとスペック検証~

21アルテグラ
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21アルテグラを購入しました!!

今回は、コスパ最強説を検証するため、

ボディ内部以外の各部の分析を行います!!

次回以降、、数回にわたって

20ヴァンフォードと同時分解して相違点を検証!!
そして、カスタムポイントの検証として
定番カスタムと上位機種のパーツを用いた実用的なカスタマイズを紹介!

開封&ファーストインプレ

早速開封します。

1万円ちょっと出したら購入できるリールとしては、見た目と使用感では最高クラスではないでしょうか。

デザイン的には20ストラディックSWのような印象です。

普通にかっこいいです。

紺とゴールドを基調として、前モデルのメインカラーであるグレーをさし色として使用したことで、従来モデルからのイメージを一新していますね。

スペック

サイレントドライブ、マイクロモジュールギアⅡ、ロングストロークスプール等最上位機種さながらの機構を搭載しています。

目玉は、ワンピースベールとCI4+搭載ボディですね。

なお、シマノ公式のスペック表を参考してみると非常にわかりやすいですね。

比較表

出典:シマノ公式HP21アルテグラ紹介ページより

21アルテグラの公式スペック上では、上位2モデルとの違いは以下となります。

20ヴァンフォードとの違い

技術特性だけを見るとマグナムライトローター搭載有無のみです。

なおスペック上だとローターとベールの素材の違い、搭載ベアリング数のみですね。

ローターが高強度樹脂製(ヴァンフォードはCI4+製)、ベールがステンレス製(ヴァンフォードはチタン製)となります。

19ストラディックとの違い

技術特性だけを見るとHAGANEボディ搭載有無のみです。

こちらはスペック上だとローター・ベールは同じ素材。ボディ素材がCI4+(ストラディックはアルミ製)です。

計量&考察

実力を確認するため、ばらしていきます。

なお、20ヴァンフォードと対比してもらうとわかりやすいと思います。

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全体

実測223.5gとなりました。

公式スペックだと225gなので少し軽い。

ただ、20ヴァンフォード2500番は175gなので約50gも重いんですね。

価格差が2倍ほどあるので仕方がないと思いますが、やはり一つ上の番手と同等という印象。

ボディのみで193.0gです。

続いてローター込だと142.1gとなりました。

20ヴァンフォードが113.7gですから、この時点で約30gの差となります。

スプールとハンドルで20gほど重い計算になります。

最後にローター抜きで86.8gです!

20ヴァンフォードが77.5gなので、10gの以下の差になりました!!

CI4+素材のボディとなった21アルテグラと20ヴァンフォードでは、ボディ自体に差がほとんどない??かもしれません。

ボディの自重差についてはスペック上では読み解けないので、次回以降、徹底的に検証していきます。

ハンドル

ハンドルは30.2g

ヴァンフォードが21.8gなので、8gほど重い結果になりました。

番手が違うことでノブの形状が違うので、もう少し差が埋まりそうですが、少し重いのは否めないですね。

あとハンドルは折りたためる形状です。

なおハンドルノブにはベアリングは搭載されていません。

実際使ってみてもそこまで違和感がありませんが、簡単に改造出来るポイントですね。

なお、このT字タイプの分解方法ですが、

マイナスドライバーなんかで後ろの隙間からキャップを押し上げると・・・

外れます。

あまり力を入れなくてもジワーっと押すと外れます。

スプール&ドラグノブ&スプール受け

41.8gでした。

ヴァンフォードが31.5gなので、10gの差があります。

ドラグノブは20TP、19ストラディック、20ヴァンフォードと一緒のようです

9.3gです。

ヴァンフォードが8.7gなんですが、内部のナットの素材が違うんだと思います。

なぜなら、これですね。

メインシャフトの素材がステンレスなんですよ。

この素材に合わせて、ドラグノブの素材を変えているようです。

また見てわかる通り、スプール受けが簡易verです。

その為、ロングストロークスプールですが、ヴァンフォードやストラディックのスプールとの互換性はありません。

ローター&ラインローラー

最後にローター付近を計測と分解していきます。

47.2gです。

ヴァンフォードは30.4gですから、このローターだけで約17gも違う訳です。

続いてローターナットですが、

初めて見る形状です。

こちらは次回詳しく説明します。

ラインローラーはXプロテクト仕様、分解可能な1BBタイプのラインローラーですね。

ここは19ストラディック、20ヴァンフォードも全く同じです。

21アルテグラの立ち位置について

また公式のスペック上では見えない違いを検証していきました。

上位機種との違いで見えてきたのは、使用するパーツの違いによる重量差です。

20ヴァンフォードとの自重差としては、

・ローター(約17g)

・スプール&ドラグノブ(約11g)

・ハンドル(約8g)

・ボディ(約10g)

合計約48gの自重差がありました。

ただ、19ストラディックC3000(225g)と比べると重さの違いは全くないんです。

上位機種との違いは?

1つ目は強度です。

19ストラディックと21アルテグラの違いはHAGANEボディですが、金属製のボディは大きな差になります。

実態としては、金属製のボディのメリットは強度面より巻きの安定感のほうが大きいですね。

2つ目は軽さです。
マグナムライトローターが上位機種のスタンダードとなるポイントのようですが、その特徴はローターの軽さによる低慣性と巻き感度です!

12アルテグラでマグナムライトローター搭載。

しかし、ボディは樹脂製、ワンピースベール非搭載。

17アルテグラでコアソリッド化。

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このタイミングでマグナムライトローターが高価格帯のリールにしか搭載されなくなりました。

21アルテグラでワインピースベール化。

しかし、マグナムライトローターは搭載にはなりませんでした。それだけ巻き感度と低慣性による恩恵が大きいということでしょう。

まとめ

上を見ればきりがありませんが、スペック、価格、巻き感、すべてにおいて申し分なしです。

初心者が持つリールとしては抜群です。

中級者、上級者でも普通に使えるリールです。

この普通に使えるというのがキモですね。本当に普通に使えます。

次回は20ヴァンフォードと同時分解します!!

シマノ スピニングリール『21アルテグラ』全分解します!(その2)~20ヴァンフォードとの違いを検証!!~
前回は21アルテグラのインプレ、スペック検証ということで、主に外部パーツの自重や技術特性、使用感等を検証しました。 今回はヴァンフォードを一緒に全バラシをして、技術特性やスペック表では読み解けない違いを細かく見ていきます!! 外観 色見が違...

おまけ

あくまで個人的な予想ですが、21(22)ナスキーがリリースされるんじゃないかと思います。

リリース内容の予想としては以下です。

1.ロングストロークスプール
2.ボディ構造はアルテグラと同じ(内部パーツ違い)

では、内部パーツの違いとしては以下になるんじゃないかと予想。

・ワンピースベール非搭載

・供回り式ハンドル

サハラより下位は、Sカムギア構造でストローク幅が従来通り。さて、下位機種のどこまでこのボディ構造を落としてくるか楽しみですね。

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