以前超音波洗浄を導入した記事をご紹介しました。
リールのOHで使用している超音波洗浄器を約半年ほど使用してきましたが、今回は実際に使用している製品や具体的な使い方、利用している洗浄液等についてご紹介していきます。
実際使用している製品は?
販売元がアルゴファイルジャパンというメーカーです。
実際の機器にはMUJIGAEという記載がありますが、韓国の製品のようで、アルゴファイルジャパンというのが、販売代理店のようです。
レバーが2つしかなく、超音波発生のスイッチと
ヒーターのスイッチの
2つのみです。
商品名
商品名が超音波洗浄機(Ultrasonic Cleaner)SD-100Hです。
SD-100Hの使用方法
容量が1.2Lタイプです。
ガラスのボウルに水道水で希釈した洗浄液と、その周りは水道水を入れて使用しています。
実際1回あたり使う水の量は600~650ml位で、ボウルの中には300ml弱入る感じですね。
事前準備
洗浄の前の準備として、リールに使用されているパーツ類はグリス、オイル関連の汚れが広く付着しているので、超音波洗浄の前にパーツクリーナーで油汚れをできる限り除去した上で、残りカスやこびりついた汚れを超音波洗浄で落とすイメージです。
洗浄方法
洗浄液が入ったところにパーツ類を投入し、数秒間洗浄します。その後洗浄モードのまま、ボウルの周りの水ですすぐ形をとっています。
ヒーターでより効率的に汚れを落とす
ヒーターを使うと結構な温度まで上がり、洗浄力が高くなります。ただ、ほとんどの場合ヒーターなしでも十分な洗浄が可能ですね。
SD-100Hの使用感について
このサイズだと浅くてもう少し深さが欲しい所ですが、4000番位までのスピニングリールを分解したパーツだと2回の洗浄でほぼほぼ完了します。
その為、作業しながら乾燥させる時間を考えると、特別2度洗浄を行うことについては、そこまでストレスは感じないと思います。
注意点
実際は洗浄後の水分をきちんと除去しないまま組み上げるとオイルと水分が混じるので、できる限りふき取る、ドライヤー等で水分を飛ばす等工夫が必要です。
またドライヤーで水分を飛ばす際は、あまりパーツ類が熱くなりすぎないように注意が必要です。急激な温度変化も割れる原因にもなるため、手で触れないレベルまで加熱しない方がいいです。
排水については、直接流し等に傾けて流す必要があります。
おすすめポイント
洗浄力についても発振周波数 28(kHz)と比較的強めの洗浄力となっており、非常に実用性が高いと思います。
また、ステンレス製でコストパフォーマンスも良く、ステンレス層と溶接されており、振動パーツが外れるリスクが低減されているようです。
超音波洗浄器の選ぶポイントのまとめ
眼鏡用等で展開されている洗浄器だと、プラスチック製が多く、強度面等に不安があるかもしれません。また発振周波数が40(kHz)前後の製品が多く、洗浄力が極力強いほうがリールパーツの洗浄には向くと思われます。
価格が一般消費者用と考えると少し高価ではありますが、いろいろと使用用途も考えられるので、本格的な洗浄を期待するのでしたら、1台持っておくと使い勝手の良さに感動すると思います。
実際の洗浄している動画をインスタグラムにアップしておりますので、ご参考ください。
次回は使用している洗浄液の紹介とそれぞれの特徴をご紹介します。
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