色々とカスタムした22メタニウムSEですが。
購入当初から違和感がありまして。
それは巻きのザラツキ。
テンションが掛かった状態でのただ巻きが少しざらつくんですよね。
個体差なのは間違いないのですが、不具合箇所の検証の為に20メタニウムのギアを手配し、巻きが改善するかテストしてみました。
また高粘度オイルの使用についても簡易的にまとめております。
ギア交換
失敗したなーと思う点はドラグパーツを完全固定してしまったこと。
ドライブギアには、アブガルシアのイヤーワッシャーというパーツを貼り付けています。メタルロックで固定しているのでまず取れることはありません。
ただ、取れないというのがいい反面、ギアを交換するときにはまた装着する必要が出てきます。220円なので、気にする必要はないのかもしれませんが。
真鍮製のギアに交換してみます。
前回からまた全バラシして組みなおしてます。
前回はDG06を使用しましたが、ドライブギア軸はTHICK HEAVYを少しとLIGHT DUTYを添付。
ウォームシャフトにはNEMEA&CHIMERAで仕上げます。
ボディの摺動部にOMEGAを。ドラグワッシャーもOMEGAを。
ドライブギアはALPHAとOMEGAを。
色々とテストしましたが、180gとなりました。
ラインを巻いて185g。
で、結局変わらない・・・。
確実にギアの不良ではないです。
調整箇所が見当たらないんですよね。やっぱりフレームなのか・・・。
仕方がないので、元のギアに戻しました。
ドラグパーツ込で177.8g
やっぱり真鍮ギアは重いです。
高粘度オイルの考察
高粘度オイルは各社いろいろと出ていますが、私は以下の4種類を使っています。
※BOREDのBSLRも高粘度ですがオイル特性から別で考えています。
左2つがBORED製のMETHODブランド、右2つがファイブフォーカス製のグリッチオイル。
超高粘度オイルEVO-2000について
前回の記事でもグリッチオイルのEVO-2000という超高粘度オイルをドライブギアに添付していましたが、このギアはまとわりつくような巻き感を得たい人にはもってこいです。
ただ、使いどころが難しいんですよね。
他のオイルと混ざるとギア以外の場所に流れて、巻き重りにつながったりします。顕著なのはウォームシャフト、ウォームシャフトギアとボディにまとわりついて巻き重りにつながるケースです。
だからこの粘度のオイルって使いにくいんですよね。自分でメンテできる人はいいんですが、どうしても長期間状態を安定していくことが難しい。
中粘度オイルNEMEAについて
今回、ザラツキが改善できなかったんですが、ウォームシャフトへのNEMEAの使用が非常に良い結果でした。
かなり緩いようにも感じますが、
これが非常に良く、
ウォームシャフトにまとわりつく感じが無いのにノイズを抑えてくれているようなフィーリングなんですね。
例えば、EVO-500も他のオイルと混合して粘度を下げてやればもう少し使い勝手が良くなるんですが、オイル間の混合を考えれると、次の粘度のロサと混合するのはちょっと避けたいんですよね。
(これはあくまで個人的な感覚なので、混合しても問題ないと思いますよ。)
具体的な使用方法ですが、
ウォームシャフト全体にNEMEAを添付しています。そして左右の受け部はCHIMERAで仕上げると良いです。
こうすることでよりスムーズな巻き感が得られます。
ローラークラッチはNEMEAとCHIMERAを自由に混合で。
基本的にはNEMEAを良く使うようにすればそこそこに仕上がってきてくれます。
あまり使わないかもと思っていましたが、中々の優れものですね。
高粘度オイルTHICK HEAVY(オイルグリス)について
何がすごいって、オイルグリスのTHICK HEAVY。
主に2点ですね。
- いろんなオイルに混ぜて使えば粘度調整が出来る。
- 嫌なまとわりつきがない。
高粘度オイルというケミカル自体、癖がありますが、実は微調整するためにはもってこいのケミカルです。
粘度的にはグリッチオイルのEVO-500とTHICK HEAVYと同じ位ですが、それでもEVO-500の方が粘性が強く感じます。
加えてTHICK HEAVYはベアリングにも使えるグリスオイルっていう印象です。
ザラツキはどうなった?
今回はテンションが掛かった状態でのザラツキが取れないままとなりましたが、こういう個体があるのは仕方がないと割り切るしかなさそうです。
なお、22メタニウムSEのドライブギアには、オイルではなく、BOREDのALPHAとOMEGAで仕上げました。
22メタニウムSE、ザラツキは取れないですけど。それでも巻き物での使用出なければ気にならないですし、使用感が良いリールです。
入手予定はありませんが、フレームが手に入れば検証したいと思います。
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