リールのオイルやグリスの選択方法として、よくメーカー製の方が良いとこだわる方や、逆にチューニング用の専用品しか使わない方も多いかと思います。
実は、メーカー製の方がリールメンテナンスをする上で総合的には合理的には作られているんですが、カバーできるグリスやオイルが選択肢が狭いんですよね。
化学合成油について
例えば、化学合成油と鉱物油の違いから分かりますが、最高峰のザルスリールオイルスプレーは化学合成油ですが、それ以外は化学合成油ではないようです。
※成分を全て確認できていないので、裏面の説明に記載があるのはこのオイルのみのようです。
※化学合成油と鉱物油の違いについてわからない方は別途調べてください。
ダイワさんも化学合成油の高級品を出していますが、おそらく1つのみです。
なお、ザルスリールオイルはかなりシャバシャバでベイトフィネスのスプールベアリングに使用するのにはもってこいでしょう。
ただ、大型スピニングにハンドルノブだと少し、緩すぎるような印象になると思います。
メーカー純正のギアグリス
グリスについては、どうでしょうか。
例えばSLPWORKSのメンテナンスグリス。
ドライブギアには使うなとも、使ってよいとも書いていないです。
シマノのDG13はソルトスピニング専用のギアグリスですが、それ以外はベイト用のギアグリスのみでスピニング用のギアグリスは展開していません。
このことから分かるように、例えばステラに使用されているグリスは流通されていないですし、自身でメーカー純正のメンテナンスはできないということになります。
ケミカルをどうやって選ぶべきか
私もメーカーから供給を受けていないので、メーカーと同等のメンテは不可能ですが、その隙間を埋めるのが、リールメンテナンス用に開発しているメーカー製な訳ですね。
高価なものが良いというのではなく、利用していくとこのオイルではないと使いづらいとか、このグリスじゃないとうまく作用しないとか。
そういった違いが出てくるのも事実です。
まず自分でメンテナンスする際には、ボディ内部をする前にハンドルノブ、スプール、ラインローラーの3点のケミカルをそろえてテストみるのがいいですね。
基準となるオイル、グリスを決めてから、メンテナンスに繰り返し使用していると、それぞれの違いが分かってくると思います。
そのタイミングでほかのオイル、グリスに手を出してみるというのが良いと思います。
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