00ステラに引き続き07ステラ2台をオーバーホールします。
07ステラ 1000S オーバーホール
まずは1000ステラのオーバーホールです。
これと言って大きな不具合はなさそうです。
グリスアップして組みます。
ボディ内部です。
グリスが劣化していますね。
オーバーホールあるあるですが、このグリスがうまい具合にクリアランスを埋めていて、巻きが滑らかです。
グリスが固まっていて、不要な抵抗がなく巻きが軽いという印象ですね。
これが進行すると不具合が発生します。
バラシて洗浄します。
組み上げます。
巻き重りがするので、グリスをかなりシビアに調整します。
少し重いですね。
ベアリング交換してテスト。またシム調整を行います。
0.01mm追加していますが、微妙な所ですね。
巻きの重さを軽減するためにライトに仕上げます。ベアリングはオイルチューンでグリスも薄くつけました。
ウォームシャフトピンのノイズが出るかどうか微妙な所ですがこれ以上入れると巻きの重さが出そうです。
何とか、仕上がりました。
07ステラ 2500F6 オーバーホール
続いて2500F6です。
巻き自体は軽いのですが、こちらの個体の方が使用感がありますね。
バラシていきます。
グリスアップ。
ボディ内部。
グリスもこちらの方が多いです。
洗浄します。
洗浄液もよごれています。
ベアリングはこちらの方が状態がいいと思いましたが、洗浄し、組んでみたところシャーと異音がします。
ウォームシャフトですが、巻き重り防止の為にDG06で組みます。
グリスも出来る限り薄く。
あとパッキンがゆがんでいます。
前回組んだ際に、歪んたまま仕上げた結果だと思います。07ステラですが、依頼の3割位ゆがんでますね。これだと意味がないので、外して組みます。
※なお08TPはそもそもないですし、そこまで影響がないと思います。
0.01mmシムを追加します。
ギアのザラツキが出ているので、あまりクリアランスを埋めるとアウトですね。
こちらも調整を繰り返して仕上げました。
2台完了です。
1000Sの方はギア比は違いますが、18ステラより滑らかに仕上がったと思います。ありがとうございました!
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