10カルコンに引き続き09カーディフベイトのドラグサウンドチューン依頼です。
11カルコンDC51がドラグサウンド標準仕様なので、パーツを手配しましたが、メインとなるパーツ(音出しラチェット)が欠品ということで、何とかできないかとスタードラグ音出し板とピンを改良して挑戦。
だだ、音出し加工としては失敗に終わりました。ステンレスのストッパーギアに穴をあければ何とかなりそうですが、固すぎて現状の工具類だと加工不能です。
音出しチューンの手順
出来るだけたいらな音出し板を手配。

今回は20メタニウムから拝借します。
スタードラグ座金を少し加工します。左側が101のスタードラグなのでかなりギア径が小さいことが分かると思います。

この状態ですね。

以下のスタードラグ座金右側ですが、17エクスセンスのものを使います。

ストッパーギアに干渉しないよう外径を合わせて。

ギアに穴を開けます。

この穴にピンとバネがハマるように、スタードラグ座金の内径を広げます。

普通に組むと音出し板が下までハマらないので、ドライブギア軸を少し加工します。

通常でも影響のない箇所ですね。

パーツがそろいました。

20メタニウムのスタードラグの音出しピンですが、ピンが深すぎるので、少し短くなるように削ります。

テストで組みます。

ギアとピンを乗せて。

音出し板をかぶせます。

見た感じはいいんですが。。。。

組みますが、スペースがやはり足りず、音があまり出ないです。なお、ハンドルもスムーズに回りません。
冒頭記載した通り、ストッパーカムまで穴をあけて、ホルダーを作成すれば、何とか鳴りそうですが、音出し板には結構強めに圧を掛けないと音がぼやけます。
現状では加工が難しいとなりました。
オーバーホール
通常通りのOH致します。

全洗浄します。

組みます。

グリスアップします。

ギアの穴にはポリプロピレンで作成したブッシュを詰めておきます。

OH完了しました。

11カルコンのパーツがあれば何とかなりそうですが、ギアの径が小さい為、流用出来るパーツが無い状態です。
せっかく依頼頂いたのですが、改造できず申し訳御座いません。

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