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オーバーホール依頼 10カルカッタコンクエストDC 101

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10カルコンDC101のオーバーホール依頼です。

中古購入後1年半ほど使用、巻きノイズが強くなってきたということでご依頼いただきました。

オーバーホール

バラします。

写真ではあまりわかりませんが、ローラークラッチがさびています。

注油なさっているので少し内部にグリスがたまっています。

ドライブギア軸のベアリングにも錆が出ています。

フレーム汚れです。

全バラシ完了です。

全体の写真を撮り忘れてしまいました。

汚れていますね。

ベアリングですが、メカニカルブレーキ内部のベアリングのざらつきが最も強く出ていました。

ドライブギア軸、クロスギア内部のベアリングもざらつきがあったので、高耐食ベアリングに交換します。

スプールベアリングはLIGHTDUTYで仕上げます。

ピニオンギア受けのベアリングは洗浄したところ、オイル仕上げでノイズが消失しました。BOREDのNEMEAとTHICKHEAVYで粘度調整します。

フレームの汚れも完全に除去できました。

BOREDのALPHAでグリスアップします。

なお、ドラググリスはドライ仕上げで。

ハンドルノブのベアリングのざらつきもかなり強く出ています。

社外製のベアリングは早期にダメになることが多いですね。

シム調整、ベアリング交換します。

0.25mmでしたが、0.20mmになるように調整します。

ローラークラッチも交換します。

グリスが充填されていますが、CHIMERAで少し緩めます。

CHIMERAはミルスペック(アメリカ軍が必要とする様々な物資の調達に使われる規格)を上回る長寿命低揮発の油膜を維持、ヌル付きやベト付きなどの粘弾性を極力排除しサッパリとした質感のオイルとなっています。

ニードルが消耗していないので、かなりしっかりとホールドされている感じです。巻きも少し重く感じます。

ざらつきやベアリングの異音は解消したものの、ギアゴリ感と若干の鳴りがある状態です。

純正グリスDG04に変更します。

マイクロモジュールギアではないので、純正グリスのほうが持ちが良いように感じます。

作業完了しました。

ケミカルバランスの崩れを補正したことで巻きの軽さがなくなりましたが、本来のグリス乗りで巻き感が向上したと思います。

ありがとうございました。

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