ステラC3000HG2台のオーバーホールです。
F4スプールの個体から。
オーバーホール(F4)
ハンドルノブ内部のクリアランスが大きく、ベアリングとノブの間に若干隙間が空いています。
対策として、ベアリングの外側にシムを入れます。
ネジ、シム、ベアリングの順ですね。本来はこの組み方はあまりしないのですが、ガタツキを減らすための対策です。
外側に0.9mm、内側に0.15mm。
若干振れますが、これ以上は調整不能ですね。
続いてローター、スプール。
ラインローラーも異音なしです。
ローラークラッチを洗浄します。
結構汚れていますね。
ボディ内部です。
巻き感からギアの消耗があるように思います。
ウォームシャフトのグリスが抜けてますね。
ウォームシャフトピンのアタリが強いのか、ウォームシャフトの溝にピンが当たった痕があります。
洗浄します。
オイルの変色ですかね。
ベアリングチェック。
ピニオン下にノイズがあります。
ボディ側のベアリングの振れが大きいですね。ザラツキも若干出ています。
グリスアップします。
作業完了です。
やはりギアノイズが残りますね。乾いたフィーリングからグリスアップでかなりしっとりとした印象になりました。
オーバーホール(金)
続いてDHのスプールが着いたC3000HGのオーバーホールです。
こちらの方が状態はよさそうですね。
洗浄します。
ハンドルノブのシムを変更します。
0.20mm→0.15mm
0.02mm追加。
ローターナットにサビですかね?汚れてます。
ローター洗浄します。
ラインローラー問題なしです。
ボディ内部です。
共通してウォームシャフトのグリスが抜けて、異音が出ています。抵抗感がないので巻きが軽いんですが、これはグリスが無い状態での巻き感なので、OH後は若干重くなりますね。
良い具合でグリスが残っています。
洗浄します。
ウォームシャフトピンを交換してテストしましたが、引っ掛かり感が出るので現状のままで。
グリスアップします。
特に交換パーツなしで作業完了しました。
メンテナンスが行き届いていますね。
ありがとうございました。