15ルビアスと12ルビアスのマグシールド温存によるオーバーホール依頼です。
まずは12ルビアスから作業します。
目次
12ルビアスの状態は?
スプール抵抗感もなく、スムーズな巻き感がです。若干グリスの抜けがあるかもしれませんが状態は良いと思います。

ローター周りとハンドルのオーバーホール
ローターナットのシムが歪んでいます。あまり影響がない箇所です。

ハンドル、スプールは問題ないですね。

スプールは分解洗浄していますが、ドラグワッシャーは洗浄せずにそのままにしています。

ドラグの効きが甘い場合はATDのワッシャーに交換が必要です。
グリスを供給してもらえればワッシャーを再利用できますが、社外製のグリスや過去のUTDグリスであれば洗浄添付は可能です。
ダイワ純正のATDドラグワッシャーは、最初から純正グリスが適量塗り込まれ、別途グリスをご用意いただく必要はありません。
ラインローラーも違和感ないので、洗浄後オイル仕上げとしました。

BOREDのLIGHTDUTYを使用。

ボディ内部のオーバーホール
続いてボディを開けていきます。

マグオイルが若干硬くなっています。
ボディ内部ですが、グリスは良い状態を保っていますね。

適度な添付量です。

洗浄します。

それなりの使用感だったので、汚れはございます。

ベアリングは純正グリスを添付。

耐久性に優れたリール可動部専用グリス。SLP WORKS技術スタッフ陣が実際に使用しているグリス。
ドライブギアはアブのリールグリス、オシレーティングギアはゴールドグリスで仕上げます。

マグオイルを充填します。

ローラークラッチ周り、ローターナットベアリングはNEMEAとCHIMERAをミックスして調整しました。

状態も良かったので交換パーツ無しで水性ガラスコーティング剤で磨いて作業完了です。
ATDドラグワッシャーへ交換 12/7追記
ATD化ですね。

15ルビアスの同番手のワッシャーがあいます。

ありがとうございました。
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