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オーバーホール依頼 12ヴァンキッシュ C2000HGS

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12ヴァンキッシュ2台、11TP1台、合計3台のオーバーホール依頼です。

まずは12ヴァンキッシュC2000HGSのOHです。

オーバーホール

結構使用感があります。

ローターとベールのクリアランスが大きいのでシムを追加しました。

若干グリス切れ気味です。

ベアリング交換等はありません。

ラインローラーはBOREDのKRAKENで仕上げます。

ボディ内部です。

グリスが多いですね。

スプレーグリスですね。

全く何もしない状態よりはもちろんいいんですが、オイルインジェクションからスプレーを吹くと全体にグリスが回ってしまいますね。

ベアリングは5点交換です。

洗浄しました。

ボディ内部はグリス汚れが強いです。

BOREDのTHETAとDELTAで仕上げます。

ALPHAよりもワンランク、DELTAよりもツーランク粘度をダウンさせ、グリスの粘度を示すちょう度は0号となり、汎用では低粘度なグリスとなります。

ウォームシャフト上下のベアリングはLIGHT DUTYを使用します。

2015年10月のマイナーチェンジにより配合している添加剤を見直し、当社KRAKENやGOLYATよりも極圧性と減摩性を向上させ、 低粘度ながらも耐久性を併せ持つ性能となっています。

ドライブギアがゆるいのでシムを交換してテスト。

0.03mm→0.05mmに変更して組みました。

ハンドルの遊びは改善しますが、摺動時のノイズが強く出てしまいます。

ウォームシャフトピン

カラーを交換してチェックします。

あまり改善しないですね。

シムを元に戻して組みます。

ローラークラッチ、摺動子ガイド周辺をBOREDのCHIMERAを添付します。

CHIMERAはミルスペック(アメリカ軍が必要とする様々な物資の調達に使われる規格)を上回る長寿命低揮発の油膜を維持、ヌル付きやベト付きなどの粘弾性を極力排除しサッパリとした質感のオイルとなっています。

作業完了です。

巻き感はクリアランスを残した方がいいですね。

ギア交換すればもう少し良くなるかもしれません。

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