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オーバーホール依頼 14ステラ C3000XG

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14ステラC3000XGのオーバーホール依頼をいただきました。

ギアの巻き感がいまいちで、少しカサカサとした印象です。

オーバーホール

ローター、スプール、ハンドルを分解します。

ドラグワッシャーは22ステラのデュラクロスと交換します。

ラインローラーが社外製に代わっており、若干自重が足りないので、アームボルトとワッシャーを交換します。

0.25gですが。

15TPとステンレスのワッシャーで0.62gで振れがかなり収まりました。

ラインローラーのベアリングは交換なしでそのままいけますね。LIGHT DUTYを添付。

2015年10月のマイナーチェンジにより配合している添加剤を見直し、当社KRAKENやGOLYATよりも極圧性と減摩性を向上させ、 低粘度ながらも耐久性を併せ持つ性能となっています。

0.01mmだけシムを入れます。

ハンドルノブは若干のザラツキがあるので、THICK HEAVYと混合して添付したところ、違和感もなくなりました。

一般的なグリスの様に固形ペースト状ではなく、あくまでもオイルをベースとしながらも業界最高レベルの超高粘度に設定した効果により、オイルの浸透性とグリスの付着性を併せ持った性状が特徴となっています。

ボディ内部です。

ベアリングですが、オイルでグリスが流れていると思います。

ギア周りもグリスがかなり抜けています。

全体的にオイルが回っている状態ですね。

ボディフタ側のベアリングはオイルで色が変色しています。

洗浄しました。

ボディのみの洗浄液の汚れです。

ベアリングは4点交換します。

ギアはコロコロ感が少しあるかな、という印象です。

ウォームシャフト下のシムを追加。

BOREDのDELTAを添付して仕上げます。

ボディ内部はTHETAを中心に仕上げます。

ALPHAよりもワンランク、DELTAよりもツーランク粘度をダウンさせ、グリスの粘度を示すちょう度は0号となり、汎用では低粘度なグリスとなります。

かなりいい状態まで来ましたが、ギア交換してどこまで良くなるかテストします。

また、ローターナットベアリングがシュルシュル言いますね。

いったん22ステラのブッシュを入れましたが、僅かに内径が広いんです。真鍮のブッシュですが、ラジオペンチで曲げるとベアリングのみ抜けます。

バリを削って整えて、交換用の高耐食ベアリングを入れます。

ギアを交換します。

BOREDのDELTAを添付して。

全天候高粘度セミシンセティックグリスとして、ALPHAよりもワンランク、THETAよりもツーランク粘度をアップさせ、グリスの粘度を示すちょう度は2号となり、汎用では高粘度なグリスとなります。

グリスは同じですね。

コロコロ感は解消しますが、若干ギア鳴りと圧が高いですね。ザラツキと異音でどっちつかずです・・・。

フリクションリングが伸びているので、交換します。

シム調整します。

ドライブギアですが、0.58mmです。

0.03mm→0.02mmと交換し、0.57mmとなります。

ピニオンギア上部は、0.03mmのシムがゆがんでいるのとテンションが強くかかっているので、0.02mmのシムを入れます。

多少の異音が緩和しますが、違和感が抜けないですね。交換前のギアの方が全体的な巻き心地がいいので、ギアは元に戻します。

クリアランスを徹底的に詰めます。中間ギアに0.05mmのシムを追加。

ボディのバランスが若干悪くて、元々のギアが馴染んでいる状態なのかもしれません。

ドライブギアはアブガルシアのリールグリスに変更します。

長期間の潤滑と防錆に。ギアなどに塗ると長期間潤滑をする事が可能。

不思議な状態ですね。通常はギアを入れ替えた方が良くなります。

馴染むまで待てばいいのかもしれませんが、今のギアの方が明らかに巻きやすいです。いったんこのまま使ってみていただけると幸いです。

ありがとうございました。

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