15ソルティガ5000Hのオーバーホール依頼です。

OHしようとなさったのですが、ご覧の通りすでにボディのネジ穴がつぶれているのでご依頼頂きました。

ピニオンベアリングを交換された際に、おそらく組み違いがあるようで、巻きが重くなってしまったそうです。
目次
ネジの取り外し
マイナスを切ります。

外れました。

ソルティガのこのボディネジ、異様に固いです。
オーバーホール
分解します

ギア摩耗があるようですね。


このブッシュが逆なのかなと思っていましたが、

54番ピニオンベアリングWと57番ピニオンベアリングカラーが逆に入っていました。
カラーが内側に入り、ワッシャーを外側で受けるんですが、逆に組むと巻き抵抗が出てしまいます。
マグシールドベアリングを外します。

洗浄しました。

綺麗になりました。

ベアリングがギア軸から抜けない。

汚れはそれほどでもないです。

マグオイルを充填します。

組みます。

BOREDのDELTAとSIGMAを添付。

全天候高粘度セミシンセティックグリスとして、ALPHAよりもワンランク、THETAよりもツーランク粘度をアップさせ、グリスの粘度を示すちょう度は2号となり、汎用では高粘度なグリスとなります。
摺動部、内部はTHETAで。

ALPHAよりもワンランク、DELTAよりもツーランク粘度をダウンさせ、グリスの粘度を示すちょう度は0号となり、汎用では低粘度なグリスとなります。
シーリング部にもグリスアップして。


ネジを交換します。

ロータースプール、ハンドルを作業します。

ラインローラーのマグシールドベアリングもオイルを追加。

枯れていたので、これでシールド完了です。

ドラグワッシャーもグリスアップです。

アルティメットトーナメントドラグ(UTD)搭載のスピニングリール専用グリス
ハンドルはきれいでした。ご自身でなさったと思うので、特に作業をしていません。

本体にもマグオイルを充填します。

組みます。

作業完了です。

ギアノイズはありますが、巻き回転はスムーズに使える状態になりました。ギア交換しないとノイズは取れないですね。
ありがとうございました。
コメント