15ツインパワー2500Sのオーバーホールです。

ウィンウィンとしたマイクロモジュールギアの鳴りがあります。
オーバーホール
スプールとハンドル、ローターを洗浄。

まあまあ汚れています。

ローターが破損していて、ベール下がりになっています。

また、ローターの軸部が摩耗している状態です。

ローターのみを交換します。

ラインローラーが若干シュルシュルと鳴りがあるので、ベアリングのみ交換します。
一体型ラインローラーですが、本来分解が出来るものではありませんが、運よくラインローラーが破損せずに分解できたのでベアリングのみ交換します。

ここは高耐食ベアリングを入れます。

ドラグワッシャーもヘタっているので交換です。

ラインローラー、ハンドルノブ、スプールベアリングのケミカルは

BOREDのNEMEAで仕上げています。

ボディ内部です。

グリスが劣化していますね。

洗浄します。

ボディ内部の洗浄液の汚れはグリスの色ですね。

ベアリングは2点交換です。

ハンドル側とピニオンギア下のベアリングを交換します。
ピニオンギア上部、ドライブギアのベアリングですが、THICK HEAVYとNEMEA、
LIGHT DUTYで調整したオイルで仕上げます。
THICK HEAVY単体だと重すぎでNEMEA単体でもいいのですが、LIGHTDUTYで最終的な粘性まで落としてやります。ピニオンギア上部の方がライトに仕上げています。
なお、中間ギアのクリアランスは0.03mmのシムを追加しています。

ALPHAを添付。

ウォームシャフトに使用するグリスは
OMEGAですね。

いったん組み上げましたが、マイクロモジュールギアのノイズがあるような印象です。
ドライブギアのグリスも巻き重り感が出たので、

アブのリールグリスで再度調整。

ウォームシャフトギア、中間ギア小を交換します。

マイクロモジュールのグリスは
シマノDG06を使用します。

組み上げましたが、この違和感はメインシャフトですね。

交換します。

先ほどとグリスアップは同様ですね。

組みます。

かなり良く仕上がりました。メインシャフトの交換による改善が大きいです。少しノイズが残りますが、巻きのザラツキや異音がかなり減少したと思います。
ありがとうございました。
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