16ヴァンキッシュと18ステラの2台、オーバーホールの依頼頂きました。
オーバーホール 16ヴァンキッシュ 1000PGS
まずはヴァンキッシュから。
友人から譲り受けたのもので他の業者に依頼されたそうですが、巻きが重いとのことです。
早速バラしていきます。
2BB仕様、ラインローラーはグリスが多いですね。
ボディ内部もそうですが、オフショア用のカスタムのようなクラスのグリス使用量ですね。
ローターもすっきりさせます。
普通に回るようになりました。
問題なしです。
ローラークラッチですが、オイルが多い印象です。
ボディ内部はグリスがぎっしり。
ドライブギアも。
メインシャフトもグリスが付いています。
バラシ完了。
グリス汚れというかグリスそのものの色ですね。
中間ギアにシムを入れます。
仕上げます。
ドライブギアはIOSギアグリスで仕上げます。
組んで巻き感をテスト。
シムを減らしてテスト。
ピニオンギアにもシムを入れてみますが。
結局、シム調整はドライブギアの0.1mmのシムを1枚抜いて、3枚いれて調整。
ほとんどがケミカルの問題ですね。
ベアリングですが、洗浄してドライブギア左右はグリスチューンで、ピニオンギア上下はオイルチューンで仕上げました。
オーバーホール 18ステラ C2000S
続いて18ステラです。
新品購入後、こちらも同じ業者に出されたそうですが、巻き感は重いままだそうです。
非常に重いですね。
バラシていきます。
ハンドル、スプールは問題なし。
ラインローラーは2BB仕様です。
ヴァンキッシュと同じ状態ですね・・・。
アームカムの形状が異なるので、ラインローラー受けというパーツが通常は入りません。
その為、シムに交換します。
ローターは調整完了です。
ボディ内部です。
グリスが。。
メインシャフトも。
洗浄します。
グリスが多いですね。
ウェーブワッシャーをキャンセルします。
ウォームシャフト下部ですが、ここも平シムに変更です。
ピニオンギアのシムが分厚くてテンションが掛かっていました。
0.2mmのシムが入っていましたが、0.05mm分減らしてちょうど良いのでかなり巻き重りになっていました・・・。
ベアリングはフルオイルチューンですが、中間ギアはオイルチューンで組んでみて、ノイズがあったので僅かにスミスのリールグリスを足しています。
ウォームシャフトギアは緩めのグリスで仕上げています。
ドライブギアはIOSギアグリス、こちらにもスミスのリールグリスを少し足して粘度を調整しています。
ドライブギアはジャストなんですかね。
ガタがあるようにも感じますが、0.01mm詰めたらノイズが出るので、そのままとしておきました。
シム調整ミスとケミカルの選択が巻きの重さになっていました。
パーツ類の交換は極力せずにオーバーホールである程度改善できたと思います。
ありがとうございました!
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