18炎月プレミアム151XGのチューニング、オーバーホールのご依頼です。ご自身でOHなさったそうですが、シャリ感が取れないそうでご依頼いただきました。
元のリールは151PGだそうですが、バルケッタプレミアムのXGに交換されているそうです。
オーバーホール
分解していきます。
ローラークラッチはキュルキュルとノイズがあったそうでして、ご自身で交換済みです。
ボディ内部。
メカニカルブレーキ内は手を入れていないようです。
ばらしてチェックします。
ボディの汚れです。
ベアリングを一部新品に交換されたそうですが、ピニオン1点、ドライブギア軸1点、スプールベアリングにノイズ、振れ、回転不良がありました。
粘性の高いオイルを入れれば、ある程度ごまかしが効き、気にしなくてもいいかもしれないですが、潮の影響を受けやすい箇所なので、高耐食ベアリングに交換します。
その他、BOREDのNEMEAを添付しました。
超音波洗浄器で完全に汚れを取ったのでピカピカです。
組んでいきます。
ドライブギア軸にはBOREDのBSLUを添付します。
ドラグワッシャーはDG04
ギアにはSIGMAとDELTAの混合カスタムで。
ケミカルバランスとベアリングの調整である程度フィーリングは良化しました。
炎月プレミアム151HGのドライブギア、ピニオンギアを手配中です。
シャリ感の原因の一つとして、ピニオンギアの形状なのか、若干スプールシャフトとのクリアランスが気になります。その影響でギア鳴り、シャリ感が出ているようにも思いますが、純正のギアでもあまり変わらないかもしれません。
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