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カスタムレポート 18ステラ C2000S オーバーホール DLCラインローラー2BB化&ベアリング4点交換

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3台目18ステラのC2000Sです。

19ヴァンキッシュより重いですが、この自重はALL金属ボディ&ローターによるものです。

18ステラ世代はパーツの互換性が豊富になりました。特にボディとローターの構成がステラ以下から統一されたことが大きいですね。

オーバーホール

それでは、早速バラしていきます。

ハンドル&スプール&ドラグノブ

先にボディ以外の3点から。

ハンドルは分解洗浄。

巻きフィーリングに合わせる為、オイルチューンではなくグリスを使用。

続いてドラグノブ。

MTCWのTDノブというものです。

クリック幅が小さく、繊細な調節が可能。始めて触りました。

内部はオイルなどの潤滑剤がなく、少しホコリ(粉塵)がありましたので、簡単に洗浄しておきました。

非常に繊細な製品です。

スプールは写真には収めていないですが、分解洗浄、ドラググリスを添付して仕上げています。

ローター組

続いてローター組です。

ヴァンキッシュよりさらにパーツ点数が多いです。

パーツの精度が高いのでグリスもごく少量で駆動に問題が起きないんでしょうね。

内ゲリレバーの下にはプラでスペーサーがあります。

非常に細かいパーツ類です。

ALL分解洗浄します。

ドラグパーツも一緒に洗浄したので、ごちゃごちゃですが。

そこそこ汚れていました。

続いて18ステラのDLCラインローラーから10ステラのDLCラインローラーに交換。

脱Xプロテクトなので、防水性能は損なわれますが、個人的には回転がしづらいランローラーは使いにくいので、防水性能は不要かと。

回転不良が無いように自重の調整を行います。ここはオイルチューンでスムーズな回転を。

ベアリング単体で交換できるので経済的です。

ローター組み上げは粘度の高めのグリスを中心に。

ボディ

全体的に劣化はあまり感じられないです。

3台共通してグリスが固めでした。

ベアリングはハーフオープンにします。

ドライブギアはIOSギアグリスで。

粘度高めです!優れた潤滑性、クラス最高水準の対荷重性、ソルトでも安心して使える優れた防水性能、100%化学合成ならではの極寒から真夏の炎天下、そして風雨にさらされ続けるリールの心臓部とも言えるメインギアを守る、ハイスペック・ギアグリスです。

組みます。

内部はグリスが多いので黄色くなっています。

汚れはそれほどでもなかったですね。

巻き感にざらつきがあるので、ベアリングを交換します。

NMB製とシマノ純正のベアリング。

通常ない場所にシムがありました。

おそらくローターの遊びに影響する部分なので、何度か外してみて調整しましたが、あった方がよさそうです。

巻き感が改善したもののガタツキがあるので、ドライブギアのシム調整を行いました。

入れ替えます。

これ以上入れると重くなるので、004mm程ベアリングとボディの間にシムを入れました。

3台無事完了です。

ご依頼ありがとうございました。

コメント

  1. 鈴木 勇 より:

    今回も分かり易く安心できる対応して頂き有難う御座います。
    オーバーホールとシム等でリールにあったセッティングが巻き感の向上や
    ガタツキ改善繋がってます。
    これからもリールのメンテナンスを宜しくお願いします。

    • ともにぃ より:

      この度はご依頼有難うございます。
      丁寧に使われているので、オーバーホールは非常にやりやすかったです。

      仕上がりとしては、19ヴァンキッシュHGSがもう少し良く出来たらよかったんですが、
      16ヴァンキッシュHGSの方が気持ちの良いバランスになっていますよね。

      それぞれまだよく出来る可能性があるかもと思う中、
      お返ししているので届いてから感想をいただく時はいつも不安です(笑)。

      感度とか巻き心地は個人差や、環境に大きく左右されるのですが、
      どんな環境の使用であっても出来るだけ依頼してよかったなと思っていただけるように頑張ります。
      引き続きよろしくお願いします!

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