18ステラ C2000Sのハイパフォーマンスチューン依頼です。
ギアノイズ、ザラツキが気になるということで依頼です。ギアノイズがありますね。
オーバーホール
ギア交換が必須ですが、もしクリアランスに問題なかった場合はシム調整をどうするかという問題があります。
まずはローター、スプール、ハンドルを洗浄します。
ラインローラーはDLCではなく、19ヴァンキッシュ、20TPと同一の一体型でした。
ボディ内部です。
グリスが多いですね。
洗浄します。
ほとんどがグリスの色による汚れですね。
ベアリング4点交換します。
ドライブギアのシムを抜きます。
0.02mm分減らして。
ウェーブワッシャーを平シムへ。
中間ギアは0.11mm。
ウォームシャフト下は0.28mm。
ピニオンギアは0.45mm
グリスアップしてテストします。
BOREDのOMEGAとTHETAで仕上げます。
全天候超低粘度セミシンセティックグリス。THETAよりもハーフランク粘度をダウンさせ、グリスの粘度を示すちょう度は0号-とした超低粘度なグリスとなります。
ALPHAよりもワンランク、DELTAよりもツーランク粘度をダウンさせ、グリスの粘度を示すちょう度は0号となり、汎用では低粘度なグリスとなります。
ノイズがありますね。やはりシムが多すぎるようですが、クリアランスが適切な感じです。
ギア2点交換してみます。
0.01mm抜いてみてテスト
ピニオンギア下は0.47mmでガタが0になります。
巻き重りと雑味が出ます。
最終的には、ドライブギアのシムを減らして、中間ギア0.1mm、ピニオンギア0.45mmで仕上げました。
僅かにクリアランスがあり、低速だとチャカ付きはありませんが、早巻きだと少しガタを感じます。ただ、ノイズが限りなくなくなりました。
これを詰めるとノイズが出てしまい、巻き重りも出てしまいます。
ありがとうございました。
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