カスタムレポート 18ステラ C3000MHG ザラツキとガタツキが発生する原因とは?

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18ステラのチューニング依頼をいただきました。

新品のC3000MHGです。

ノイズの原因

グリスを抜くとノイズが出るんですよね。

18ステラも19ヴァンキッシュも20TPも同様ですが、特にローターが重いステラ、TPがノイズが出やすい印象です。

考えられる原因は2つです。

1.パーツの精度

組んでもノイズが改善しない個体があります。これはパーツの公差によるパーツ間のスレによるものだと思います。

2.シム調整ミス

シムの調整ミスと書きましたが、ここでも2つあると思います。

1.ウェーブワッシャーの圧によるスレノイズ

18ステラ以降だと思いますが、調整シムが湾曲しています。

単純にシムが抵抗となってしまい、ノイズが発生してしまうんですね。シムを曲げることでクリアランスを解消する仕組みなので、ある程度の許容範囲があり、調整し易くなります。

その結果、組み手側の時短につながる訳ですね。

しかし、次の点も影響になってきます。

2.組み手による調整ミス

調整シムの量の単純なミスです。

今回はシム(ウェーブワッシャー)を平シムに交換して出来る限りノイズとガタを取っていきます。

オーバーホール

まずはハンドルノブですが、少しガタがありましたので0.1mmのシムを追加。

ローター返りが強いですが違和感はないかと思います。

ボディ内部です。

ご依頼人様がすでに調整の為に開けているのでケミカルは純正品ではありません。

メインシャフトにグリスが付いていました。

それほど気になるレベルではないですが、巻き抵抗につながりやすい箇所です。

バラシ完了です。

シム調整

まずはドライブギアですが、わずかなガタがあります。

0.01mmのシムを入れましたが、ノイズが出るかどうか微妙なレベルです。

外シムでもテストしましたが、いまいちでした。

0.025mm

0.01mm

僅かに入れた方がいいという印象ですね。スレノイズがないのであれば入れたいところですが・・・。

ウォームシャフト下部、中間ギアも平シムに変更します。

ピニオンギアも平シムに変更します。

この調整が一番時間が掛かります。

ケミカル

中間ギアとウォームシャフトはスミスリールグリスで仕上げます。

ドライブギアはIOSリールグリス。

うすーくつけないと重くなります。

一度組みましたが、ノイズが消えないです。

再調整

再度ばらして調整します。

中間ギアをオイルチューンで仕上げます。

ベアリングも一部オイルチューンにします。ピニオンギアの上部のベアリングですね。ここはIOS-01PROで仕上げます。

グリスも緩めにセッティングします。

ドライブギアはボアードALPHAで組みます。ウォームシャフトはボアードLDGで仕上げます。

シムは適宜見直して、クリアランスを調整します。

やはり決まらない・・・。

再々調整

結局シムは交換せずにケミカルの調整のみとしました。

初回とほぼ同じですが、ウォームシャフトのみボアードTHGで組みます。このグリスはウォームシャフトに使いやすいですが、絶版のようです。

ギアグリスはIOSですね。

パッと見た感じだとかなり薄くつけている感じに見えますよね。

ほかのグリスとは圧倒的な使用量の差があります。価格は高いですが、かなり優秀なグリスです。

それゆえにチューニングがうまくなったような錯覚に陥ります・・・。

シュルシュルと音があるので、シムを入れてクラッチリングのかさ上げをしてローラークラッチとカラーの接点をなくします。

かなりいい感じにしっとりと軽快に仕上がりました。

ノイズが出てこなければいいんですが。

ウェーブワッシャーについて

結果的にはウェーブワッシャーがダメということではないんですよね。

・調整が楽でルーズに仕上がる。

・パーツ間の公差による不具合をうまくマスクしてくれる。

といえばいいでしょうか。

特に18ステラはかなりの数を見てきましたが、平シムで抜群にいい仕上がりになる個体もある反面、平シムであるがゆえに接地面が大きくなることでノイジーになる個体も有ります。

今回はパーツ間の不具合はあまり感じませんでしたが、ノイズが取り切れない為、純正パーツでの調整で仕上げました。

まとめ

いいコンディションでの調整が出来れば一番いいんですが、実際に使ってもらって何かあれば連絡ください!!

有難うございました!

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