18ステラC3000MHGのハイパーチューン依頼です。
立て続けに同番手ですが、新品購入後初めてのOHの依頼です。
オーバーホール
ハンドルノブのザラツキとガタを取ります。
シム調整します。
シムが4*6*0.3mmと0.1mmが入っていますが、0.03mm分を追加。
ベアリング1点交換します。
ザラツキがあるので、再度シム調整します。
0.05mmへ変更します。
ベアリングノイズがありますね、2点交換します。
シムを変更します。
5*7mmのシムへ置換します。
ノイズとガタツキが取れました。
ラインローラーはすでにIOSのものに変更されています。
ベアリングはザラツキがあるので交換します。
ローター完了です。
ここまでの汚れです。
ボディ内部です。
グリスはきれいに残っていますね。
ガタツキが大きいとのことですが、ピニオン下のウェーブワッシャーがへたっていることから来るガタツキですね。
洗浄します。
シム調整します。
中間ギアは0.1mm。
ウォームシャフト下0.30mmでテストしてみて。
最終的には0.32mm。
ピニオンギア下ですが、0.43mmで調整します。
グリスアップして組みます。
BOREDのALPHAとOMEGAで仕上げます。
組んでみてベアリングノイズがありました。
ボディ4点交換します。
使えないレベルではないんですが、全体的にザラツキがある感じです。
ピニオンギア下を再調整します。
0.44mm
0.45mm
0.46mm
あってきました。
あと、ドライブギアのガタがあるんですよね。でもザラツキが出そうです。
0.01mmを入れてみたんですが、やはりだめですね。
むしろギリギリで僅かに抜いた方がよさそうですが、抜くとガタがもっとひどくなります・・・。
ピニオンギア下ですが、0.47mmもテストしましたが、これはちょっとやりすぎで抵抗が出てしまいました。
最終的にはドライブギアはそのまま、ピニオンギア上のシムを抜いて、抜いた分0.03mm分を引いた0.43mmで完了しました。
ギアはそこまで使用感は感じませんので、そのままにしております。
ベアリングは8点交換の為、かなりスムーズになりました。そしてザラツキは感じくくなっていると思いますが、わずかにガタツキが残ります。
これを取る(シムを入れる)とザラツキがひどくなりますので、現状での使用が最善かと思われます。
比較的いい個体だと思いますし、巻き心地はいいのです。もう少しガタツキが取りたいんですが、0.01mm増減してみましたが、決まらないですね。
状態も良く調整がうまくいきましたが、もう一息という感じわずかに詰めきれなくなりました。
ありがとうございました。
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