18ステラC3000SDHHGのオーバーホール依頼です。
ハイパフォーマンスチューンで仕上げます。
オーバーホール
ローター、ハンドル、スプールをばらします。
ローターナットのシムがないですね。
恐らく依頼品は初期ロットですね。
初期ロットは無いんでしょうか。それとも抜いたんでしょうか。なくてもあまり影響はないと思います。
写真撮り忘れましたが、ドラグワッシャーもOH済みのような感じでした。
グリスアップします。
綺麗な状態ですね。
ボディを開きます。
巻き心地は、止める時にゴリ感が強くあります。
典型的なシムの詰めすぎによるギアの不具合です。
洗浄します。
汚れがないですね。
シムがきついです。
0.23mmでした。
目視ではわからないので、ギア交換してみます。
シム調整。
中間ギアは0.10mmでテスト。
ウォームシャフト下は0.30mmで。
緩いので、0.33mmで落ち着きました。
ピニオン下が0.41mm。
0.43mmだとキツい??
ドライブギアをグリスアップします。
BOREDのALPHAです。(つけすぎました。)
ウォームシャフトはBOREDのTHETAです。
組みましたが、違和感があります。
中間ギアのシムを再調整。
0.08mmですね。
ベアリングも洗浄して組みましたが、ザラツキがあるような。
振れが大きいですね。
ドライブギア左右を交換します。
ガタが大きいです。
シムを戻します。
0.21mmでテスト。
ピニオンギア下は0.42mm。
中々決まらないですね。
ガタツキを取るとノイズが出るので、シム入れすぎなんですけど、だからと言ってシムを抜くとフィーリングがかなり甘い。
1か所、ハンドルノブのガタを取ります。
0.02mmでテストするもきついので、0.01mm追加です。
結局ピニオンギア上下のベアリングも交換しました。ツラを合わせる為にシムを追加0.01mm分ベアリングのかさ上げにいれて。
ピニオン下部は0.43mm。
なお、上部ベアリングはオイルチューンです。
BOREDのLIGHT DUTY。
メインシャフトもこれで仕上げました。
ガタツキが無くなった訳ではないですが、ケミカルバランスでかなりライトでスムーズな巻き感まで仕上がりました。
ありがとうございました。
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