19ヴァンキッシュ 4000MHGのオーバーホール、ハイパフォーマンスチューン依頼です。

オーバーホール
スプール、ハンドル、ローターを分解します。

スプールは社外製のドラグワッシャーが搭載されており、ご自身でメンテナンスされているようなので、そのままにしています。
汚れはほとんどないです。

ラインローラーも社外製ですが、シムが少ないので、1.2mm分追加します。

ベアリングですが少しザラツキがあるので交換しました。

0.15mmのシムが2枚入っていますが、一枚0.05mmへ変更します。

ハンドル、ローター完了です。

ボディ内部。

若干グリスが流れています。

洗浄します。

ボディ内部も汚れはほとんどないですね。

ベアリングは2点交換、ウォームシャフト下をBB化します。

中間ギアのシム調整。
0.2mm

ウォームシャフト下は0.43mm

ピニオンギア下は0.45mm

組みます。

ザラツキがあります。
ピニオン上下のベアリングをHRCBに交換します。

シムを再度調整します。
0.45mmから0.42mmでテスト。

最終的には0.41mmで決まりました。
スプールを乗せると違和感があります。

ウォームシャフトピンカラーのシムを減らしてテスト。
0.1mm→0.05mm。
中間ギアのシムを減らします。

0.19mm
ギア鳴りがするんですよね。

ドライブギアのシムを減らします。
0.15mm→0.14mmとしました。
BOREDのDELTAとシマノDG06で仕上げます。

全天候高粘度セミシンセティックグリスとして、ALPHAよりもワンランク、THETAよりもツーランク粘度をアップさせ、グリスの粘度を示すちょう度は2号となり、汎用では高粘度なグリスとなります。
フィーリングがよくなりました。

おそらくウォームシャフト回りのバランスが良くないのかもしれません。出来る限りノイズが無くなるポイントで組みました。
若干ルーズに組まないと馴染ませる為に空巻きするとノイズが出ますので、わずかにクリアランスを設けました。
ありがとうございました。
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