19ヴァンキッシュ C2000SHG3台ご依頼いただきました。グリッチオイルケミカル指定によるハイパフォーマンスチューンのご依頼です。
ラインが0.25号、0.3号、0.4号と巻かれています。0.25号から作業いたします。
オーバーホール
ラインローラーはフッ素グリスを除去しているそうです。洗浄してオイル仕上げに。
ハンドル、スプールは作業無で。
パーツクリーナーで洗浄し、
タンブルウィードをメインに仕上げます。
洗浄すると少しシャーとしたノイズが出てしまうことが多いです。若干ノイズがありましたが、使用してみて問題ないかチェックが必要です。
ローターナットベアリングはパッシブを添付しています。
ボディ内部です。
ギア摩耗があるような印象です。
洗浄します。
汚れです。
ピニオンギア下のベアリングを交換、ウォームシャフト下のベアリングを追加します。
シム調整
ウォームシャフト下は0.3mmでテスト。
少しきついので、0.28mmですね。
中間ギアは0.18mmでテストしましたが、最終的には0.17mmで仕上げております。
ピニオンギア下です。
0.39mmでテスト。
ベアリング下のシムを戻して、0.45mmで再テスト。
0.44mmでいったん組みます。
グリッチオイルのタンブルウィードを中心に、ピニオンギア上部はパッシブを追加。
ウォームシャフトはEVO-500、タンブルウィードを混合したグリスで仕上げます。
ギアグリスには、
プレミアムマテリアルグリスの305を添付します。
ざらつきが抜けないので、ギア交換してみます。
ドライブギア、ピニオンギアを交換。
ピニオンギアのシムを減らします。
0.40mmに。
ギア交換しましたが、多少良くなる程度です。ドライブギアのシムがキツいみたいです。
0.18mmでしたが、0.16mmへ
ピニオンギアを0.39mmで再テスト。
クリアランスが大きすぎました。
0.17mmで、ピニオンギアも0.40mmで仕上げました。
作業完了です。グリッチオイル特有のヌルっとしたフィーリングでかつ、軽く仕上がりました。
ありがとうございました。
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