20ツインパワーC5000XGのハイパフォーマンスチューン依頼です。
ご自身でOHしていらっしゃるそうです。ベアリングはHRCBに交換でご依頼頂きました。
オーバーホール
バラシていきます。
ハンドルノブのベアリングにザラツキがあります。シム調整します。
0.2mm→0.13mmへ。
スプールは問題なしでした。
ローターをばらします。
ラインローラー等も不具合がありませんでした。
ここまでの汚れです。
続いてボディです。
特に不具合が出るわけではないとおもいますが、インナーが逆についていました。
何度か組みなおした後で気づきましたが、内部のバネの向きが一部逆になっています。
抑え板の向きも逆付きになっていました。
ローラークラッチを直して。
ボディ内部です。
ご自身でメンテナンスされているので汚れは御座いませんね。
洗浄します。
HRCBに交換してテストします。
ウォームシャフト上下をBB化します。
中間ギアのシム調整。
0.2mm。
0.18mm
0.19mmで決まりました。
ウォームシャフト下のシム調整です。
0.40mm、まだ緩いです。
0.45mm、もう少し。
内シム0.2mm+0.3mmへ変更します。
0.50mmです。
逆にきつくなってしまいました。
0.46mmで決まりました。
ピニオンギアシム調整です。
0.46mmでいったん組みます。
グリスアップ前です。
ネジのシムですが、外側へつけるシムですね。
ボディとフタの間のシムは別のものですね。
何台か組んだことがありますが、なくても問題ない??とは思います。
BOREDのDELTAとTHETAでグリスアップします。
ドライブギアのシムを抜きます。
リールスタンドが抜けないのでそのまま調整しています。
0.03mmのシムを0.02mmへ。
0.22mmにしています。
これでもきついですね。
まず予算の問題で、フタのベアリングは汎用のものに交換にしました。
結局0.05mmのシムを抜いて、0.01mmのシムを追加、0.19mmで組みます。
HRCBはピニオン下とハンドル側(右ハンドル)2点のみ交換しました。
ピニオン上は従来のものをそのまま使用しています。
ピニオンギアについては、0.49mmでテストしましたが、少しガタが出ます。
0.51mmでガタツキが無くなりました。
少しチャカ付きますが、巻き心地も滑らかに軽くなりました。
少しドライブギアのシムがきつかったのですが、ウェーブワッシャーのヘタリで縦のガタがでてハンドルの遊びが出てしまいます。
その為、ハンドル側のシムを入れてしまうときつくなってしまいますね。
ありがとうございました。