22カルカッタコンクエスト201XGの改造依頼です。ドラグサウンドチューンを行います。

タイラバ等で10回程度使用された個体なので、合わせてOHもおこないます。
22カルコン201XGの状態は?
ハンドルがリブレに交換されていますが、スタードラグ板が歪んで取り付けられておりました。

内部ですが、結構汚れがございます。

グリスが流れている??

オイルを注しているんでしょうか。
なお、ドラグワッシャーが削れてしまっています。

使用回数に対して若干使用感が強いですね。

ドライブギア軸のベアリングも撥水グリスだったと思いますが、ここにも若干浸水したと思われる跡がありました。

オーバーホール&防錆チューニング
すべてばらして。

汚れです。

グリスや海水を巻き込んだ汚れよりもドラグワッシャーのカスや煤のような汚れが多いですね。
BOREDケミカルで防錆チューニングを施します。
ドラグワッシャーが焼けたドライブギアの裏面を研磨します。

ドラグワッシャーを交換します。

ドライブギア軸はBOREDのBLSUを添付します。

これで仕上げるとヌルヌルになりますね。

ただ小型番手に施すとハンドルが重くなるので注意が必要です。
スプールベアリングはCHIMERAとLIGHTDUTYで仕上げます。

キャストを一切しないのでしたら、NEMEA単体でもOKだと思います。

ローラークラッチはNEMEAですね。

プラギア、ウォームシャフトはBOREDのOMEGAを使用。

なお、ストッパーギアが逆付けになっていました。

向きはこちらが正しいと思います。

クラッチが切れづらいことがあるそうですので、その影響があるかもしれません。
ドライブギアの穴あけと仕上げ
ドライブギアの穴をあけます。
ルーターで印をつけて。

ドリルで穴をあけます。

ルーターで仕上げて面取りします。

交換パーツです。

摺動部はDG01を中心に、クラッチヨーク周りはBOREDのNEMEAを添付してスムーズに駆動するように組みます。

ドライブギアはシマノ純正DG04を使用しました。
作業完了です。

スタードラグ板が誤って付いていたので少し調整幅が狭かったのですが、ドラグサウンドも鳴りますし、スタードラグの調整幅も問題なし。
ハンドルノブとXSHIPベアリングはBSLUとNEMEAを混合して添付しています。全体的に少しギア鳴りがフィーリングから滑らかに軽く仕上がりました。
ありがとうございました。

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