22ステラ C5000XG コトコトと違和感が出る個体の再調整

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前回ご依頼いただいた22ステラC5000XGの再調整となります。

こちらの内容ですね。

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組んでテストした際は気が付かなかったのですが、コトコト?ポコポコ?とノイズが出ています。

元々前々回の時にもあったようなフィーリングに気づけずにお返ししておりました。

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申し訳ございません。

極力解消してお返しするように作業いたします。

目次

不具合の原因は?

BOREDケミカルで仕上げておりますが、粘性の影響で抵抗感が出てコトコトとしたフィーリングが出ています。

ギア交換しても良いということでしたので、いったん交換してテストです。

摩耗痕はほとんどわかりませんが、若干コロ感がありますかね。

目視ではまったくわからないです。

洗浄して。

組みます。

IOSケミカルでテストです。

IOSギアグリスを添付してますが、この分量だと巻き重り感が出てしまいますので、なじませて余分がグリスを抜きます。

粘度高めです!優れた潤滑性、クラス最高水準の対荷重性、ソルトでも安心して使える優れた防水性能、100%化学合成ならではの極寒から真夏の炎天下、そして風雨にさらされ続けるリールの心臓部とも言えるメインギアを守る、ハイスペック・ギアグリスです。

中間ギア周りにギアグリスが乗ると抵抗感が出てコトコト。。。。

もっとグリスを抜いていきます。

中間ギアはスミスリールグリスですが、これでも強いので。

シマノDG06に変更。

ウォームシャフトはスミスのリールグリスを使用しました。

ギアが原因ではなくて、ウォームシャフト周りとメインシャフトのバランスが悪いようです。なお、メインシャフトはメーカーが現在欠品中で出荷見込みなしという。。。。

中間ギアのバネを戻しますが、フィーリングが大きく変わらないです。

組みなおしを何度かしていると、ドラグノブのバネが折れてしまいました。

こちらでストック分を交換しました。

フレームを改めて確認すると、前回は確認できていなかったのですが、上部から写真を撮るとボディから見て手前側に擦れた跡が確認できます。

やはりフレームゆがみの問題でしょうか。

ケミカルの見直しと中間ギアの加工

改めて粘性を下げてチューニングします。

ギアグリスはスーパールブで、中間ギアとウォームシャフトはDG06です。

中間ギアの接地面をトリミングして極力抵抗が掛からないようにします。

根本的なノイズが抜けないですね。

グリスを多めで仕上げるとヌルヌルになるんですが、コトコトしながらヌルヌルという状態に。

スプールを乗せていない状態だと異音が出ないので、ウォームシャフトピンを交換テストしました。

ウォームシャフトをBOREDのOMEGAで極力切り替わる際のノイズが出ないように仕上げてみましたが、

結果は惨敗です。

シムをへらしてテストします。

0.20mm→0.10mm、0.05mmとテストしましたが、あまり効果がありません。

いったん作業を中断しました。

基本的な巻心地は良いのですが、どうしてもコトコトとしたフィーリングが残ります。

ウォームシャフト、メインシャフトそのものを交換してみることで改善が図れる可能性が残っていますので、パーツ手配してテストしようと思います。

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