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24セルテート LT5000D-XH オーバーホール

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24セルテート LT5000D-XHのオーバーホール依頼です。数回の使用とのことですがざらつきが出ているということで、巻き感を適正にしたいとご依頼いただきました。

軽くなればということでございます。

巻き感は確かに悪いですね。原因はどこにあるのか探りながら作業してまいります。

オーバーホール

まずはハンドル、スプール、ローター部を分解。

ローター、スプールはそのままでよさそうです。

ラインローラーは純正グリスとマグシールドで仕上げました。

耐久性に優れたリール可動部専用グリス。SLP WORKS技術スタッフ陣が実際に使用しているグリス。

ローターナットベアリングはBALBOAとNEMEAで仕上げております。

BALBOAはBSLRオイルとHYDRAオイルを除く他のBORED METHODオイルと混合カスタム使用する事が可能です。 フィッシングリール、スケートボード、サイクルパーツなど、ミニチュアベアリング部及びメタルパーツ全般での使用をお勧めします。

ハンドルノブベアリングをBSLUとNEMEAですね。

基本的にはBOREDケミカルで仕上げております。

ボディ内部を展開します。

ピニオンギア上部のスクリュですが、少し塩が結晶化しているようです。

ドライブギアを外して。

ベアリングも同じく少し結晶化??している感じを受けますね。

少しグリスが少ない印象です。

ドライブギアも少し少ないような。。。

メインシャフトにはグリスが付着しております。

オシレートギアのとか全くグリスが無いです。

なんでしょうね。添付忘れ??

洗浄を終えました。

ベアリングをチェックしますが、ドライブギア左右が少しノイズがあります。塩が内部に侵入した可能性がございますが、そもそもシムが多い感じを受けますね。

ドライブギアには、0.40mmのシムが入っておりましたが、0.05mm抜いてテストしてみます。

ドライブギアはBOREDのALPHAをメインにDELTAを少し追加して。

全天候中粘度セミシンセティックグリス。全天候中粘度セミシンセティックグリスとして、DELTAよりもワンランク粘度をダウン、THETAよりもワンランク粘度をアップさせ、グリスの粘度を示すちょう度は1号となり、汎用では中粘度のグリスとなります。

ウォームシャフトはTHETAをメインにALPHAを少し添付して仕上げております。

ALPHAよりもワンランク、DELTAよりもツーランク粘度をダウンさせ、グリスの粘度を示すちょう度は0号となり、汎用では低粘度なグリスとなります。

ピニオンギア上部のベアリングはNEMEAを使用しております。

マグオイルを充填して。

組んでみましたが、やはりシムがきつく組まれていたようです。

巻き感はかなり良化しました。

巻き続ける分には違和感もなく滑らかでありますが、止めたときに少しざらつきがあります。

ギアへのダメージによるものであればギア交換で完全の解消すると思いますが、個体不良の場合はギア交換してもそこまで良化が見込めない可能性もございますね。

ありがとうございました。

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