98ステラ4000のオーバーホール依頼です。ツコツとした異音があります。

目次
オーバーホール
フリクションリングが溶けてますね。

これははがすのが面倒なんです。

ゴムが溶けていろんなところに付着してしまうんです。

洗浄しました。

ハンドルノブのシムが僅かにきついので、外側の0.15mm→0.10mmに。

グリッチオイルのロサでオイル仕上げです。
粘度UP 防錆特化型 ●グリッチオイル独自の特殊潤滑添加剤を配合することにより中粘度でありながら納得のいく潤滑性能と耐摩耗性能を発揮。
スプール、ハンドル、ローターはきれいになりました。

ラインローラーのベアリングも異常ありません。

BORED METHOD DIVISIONオイル製品中で中粘度長寿命低摩擦オイルをコンセプトとするNEMEAオイル。
既存製品のCHIMERAオイルで想定したコンセプトを継承し、更に海水にも完全対応した防錆性と高負荷にも耐える摩耗性を強化しながらもヌル付きやベト付きを極力排除したサッパリとしたフィーリングにより、機構や摺動を伴う動きを損なわず油膜の「耐久性」を重視したオイルとなります。
BOREDのNEMEAで仕上げました。
ボディ内部です。

ウォームシャフトのグリスが緩いので、ノイズが出ている状態ですね。
バラシて洗浄します。

汚れです。

BOREDのOMEGAをウォームシャフトに添付します。

ドライブギアにはアブガルシアのリールグリスを添付。ボディ内部のグリスの粘性が強いと巻き重りが強く出るので、上記のグリスで仕上げました。
フリクションリングですが、Oリングを代用します。

組みます。

作業完了しました。

コツコツはほとんどなくなったと思います。
この年代から2000年代ののステラはどうしてもノイズが出やすいです。ウォームシャフトのグリスに粘性があるとある程度ノイズは消えますね。
ありがとうございました。
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