モラムSX1601C ウルトラマグのオーバーホール依頼です。
ゴリ感が出てきたということです。
オーバーホール
ばらして洗浄していきます。
グリスが固形化している箇所やフレームに汚れが蓄積しています。
油汚れではないので、超音波洗浄の出番です。
ここまできれいになります。
ボディ以外をばらして洗浄しています。
レベルワインドも綺麗になりました。
大きな不具合はありません。
ボディ内部を開けます。
グリスが固形化していますね。
ドラグワッシャーやギア周りもオイルとグリスが混在して汚れている感じです。注油??等で若干緩くなっているのでギアが消耗してしまったのかもしれません。
洗浄します。
嵌め殺しのギアを抜いて。
ドライブギア軸のベアリングを交換します。
ボディ側にBSLUを充填しております。
BORED METHOD DIVISIONオイル製品中でフラッグシップとなる高粘度マルチパーパスオイルをコンセプトとするBSLUオイル。
METHODオイル製品中で圧倒的なベストセラーを誇る全方向対応のマルチパーパスな用途ながら、特に油膜性、防錆性、減摩性に優れた効果を発揮する、フィッシングリールからサイクルパーツまで幅広く対応したオーバースペックな「耐久性」を重視したオイルとなります。
洗浄液の汚れです。
かなり汚れがあったことが分かります。
こちらが超音波洗浄の汚れです。
パーツクリーナーの後で超音波洗浄するので、あまり汚れが目立たないのですが、結構汚れが出ていました。
ドライブギアはSIGMAですね。
DELTAをベースにハーフランク粘度を上げた最も高粘度なグリス。METHODウレア系グリス中で最も高い粘着性と減摩性。他のMETHODウレア系グリスとの混合で粘着性を付加
基本的にはBOREDケミカルで仕上げています。ワンウェイラッチはNEMEA、レベルワインドはCHIMERA、スプールベアリング、ハンドルノブ等はLIGHTDUTYです。
作業完了しました。
ギアのゴリ感が出ていますね。高粘度グリスで多少ごまかせていると思います。内部のグリスをリセットできたので、ギア摩耗は収まると思います。
ありがとうございました。
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