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オーバーホール依頼 11バイオマスター C2000HGS & 08バイオマスターC2000S

オーバーホール依頼
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バイオマスター2台のオーバーホール依頼です。

11バイオマスターですが、ドラグ音が鳴らないそうです。

またいずれもハンドルノブの交換希望を頂きました。ノブがべたつくんですよね。

11バイオマスター オーバーホール

まずドラグが鳴らない原因ですが、スプールワッシャーが多すぎてスプールのピンにラチェットが当たっていない状態です。

4枚、1.5mm分抜いた所、音が鳴るようになりました。

バラシます。

ハンドルノブを現行のパドル型に交換。

スプール、ローター部、ラインローラー等も大きな不具合は確認できませんでした。

ハンドルノブ、ラインローラーはグリッチオイルのロサを添付しています。

ローラークラッチですが、結構オイルが回っています。

ボディガードが固着。かなり固いです。

黄ばんだ固形物は接着剤でしょうか??

ボディ内部です。

グリスが多いですね。

洗浄します。

ばらす時に摺動子ガイドが抜けづらい、ボディガードのナットが固着していることが気になりました。

すべて汚れを落としました。

ベアリング洗浄しましたが、ザラツキが出ているので交換します。

ウォームシャフト下のシムがゆがんでます。確かボディ内部?から出てきました。

見間違いかもしれませんが、ボディ内部から出てくることは中々考えられないです。

オーナー様に確認したところ、今回が初めてのOHだそうで、メーカーが組んだ段階で内部混入したのかもしれません。

それから、ウォームシャフト部ですが、ネジ山が削れて止まらない状態になっております・・・。

接着剤のようなもので固定されていたんですよね。この状態で出荷されているのはかなりレアです。

ボディの在庫があれば交換すればいいんですが、万が一交換不能の場合は以下で対策とします。

2mmのピッチ皿ネジをボディ内部から入れて、外側をナットで固定。

何とかいけます。

とりあえずこれで組みます。

ギア消耗が大きいので、ゴロゴロですね。クリアランスを埋めていたグリスが抜けたので、若干強めにノイズを拾ってしまいます。

ウォームシャフトピンは交換した方がいいですね。かなりカチカチと違和感が出ています。

ボディがあれば交換で、無ければ再調整を行います。

最終調整(3/26)

やはりボディは無かったので、ネジとナットで固定する方向で進めます。

ウォームシャフトピンの交換してみましたが、パーツ表と実物のものが異なるようで、カチカチとよりひどく出てしまう状態です。

その為、ウォームシャフトピンはそのままとしました。

ガタツキがかなり大きいので、0.05mmのシムを追加します。

組みます。

作業完了です。

ガタツキはほぼなくなりました。ザラツキを拾ってしまいますが、ちょうど良いクリアランスだと思います。

ありがとうございました。

08バイオマスター オーバーホール

続いて08バイオマスターC2000Sのオーバーホールです。

こちらのハンドルノブも交換です。

スプール、ローターとも問題なしですね。

若干ベールが広がっていたことで、返りがしぶがったので調整しました。

なお、ボディガードが破損しています。

折れ切っていなかったのですが、形成し、接着剤で固定しています。

ボディ内部です。

グリスが変色していますね。

ギアの状態はこちらの個体の方がよさそうです。

洗浄します。

汚れはあまり変わらないですが、グリスの量は11バイオ程多くはないです。

こちらのウォームシャフトピンも摩耗がひどいので交換してみます。

ベアリングは2点交換です。

グリスアップ。

ウォームシャフトピンですが、展開図にあるものと若干規格が異なるみたいです。実際入れてみた所、ウォームシャフトとアタリが強く、カチカチ音は出ないんですが、結果的に巻きノイズが出てしまいます。

その為、元のものに戻して仕上げました。

カチカチとした違和感は改善しましたが、よりギアノイズを感じるようになりました。OHにより感度が向上して、ノイズを感じてしまう状態で、少し違和感を感じるかもしれません。

良くなった点と悪くなった(悪くなっている訳ではないんですが、相対的に巻き感が損なわれるポイントがあります。)ところがありますが、使用とともに馴染んでくると良くなってくると思います。

ボディの在庫確認後11バイオの作業再開します。

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